- 話し合いしたいのに、気づいたら私が謝ってる…なんで?
- 「そんなつもりじゃなかった」って言われても傷ついてるのに…
- さっきと言ってること違う!でも指摘したら怒鳴られる
- 夫の機嫌が悪いだけで家全体が息苦しい…
- 夫がキレるたびに「離婚だ!」って出ていくけど数時間で帰ってくる
- 私だってこんな男と1秒でも早く離婚したい。でも今すぐは無理…
モラハラ夫の対処法をネットで調べては試し、でも全然変わらない。むしろ悪化する。どうしたらいいかわからずに叫びそうになる。
あなたも、こんな経験ありませんか?
NLPマスタープラクティショナーとしてカウンセリング・コーチングの仕事をしてきた私が、まさかこんな状況に陥るとは思っていませんでした。
だからこそ、「知識だけでは解決できない現実」があることを痛感しました。
モラハラ夫と同居しながら3年以上。私は夫の言葉や行動を観察し、分析し続けました。
何度も傷つき、泣いて、自分を責め、死にたいとさえ思ったこともあります。
でも今は違います。
夫の行動にはパターンがあること。
そして、私が悪かったわけではないこと。
ようやく冷静に理解できるようになりました。
この記事では、一般的なモラハラ・DV夫の特徴を紹介しながら、実際に私の夫に当てはまったこと、当てはまらなかったことも含めて解説します。
この記事を読むとわかること
- モラハラ・DV夫によく見られる言葉や行動パターン
- モラハラ夫がなぜそのような行動をするのか
- 「自分が悪いのかも」という思い込みから抜け出すヒント
- モラハラの心理的背景や関連する概念(NPD・ガスライティング・愛着障害など)
「私が悪いのかもしれない」と自分を責め続けてきた方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
①モラハラ夫の特徴チェックリスト
ネットや本などで紹介されているチェックリストが、すべて当てはまるとは限りません。
当てはまらない項目があるからといって、モラハラではないとは言い切れません。
私の夫にも、いわゆる典型例とは違う部分がありました。
だからこそ長い間、
「これって本当にモラハラなの?」
と悩み続けました。
まずは、あなたの夫に当てはまるものがあるか、一緒に確認してみましょう。
- 話し合いをしようとすると論点をずらしてくる
- 自分のミスを絶対に認めない
- 「そんなつもりじゃなかった」が口癖
- 機嫌がいいときと悪いときの差が激しく家全体の空気が変わる
- ため息・舌打ちで無言のプレッシャーをかける
- 些細なことで不機嫌になりドアを乱暴に閉める・物に当たる
- すぐ「離婚する」「出ていく」と言うがほとぼりが冷めたら帰ってくる
- 外では優しく見えるのに家では別人
- 都合の悪いことは記憶にない
- 昨日と言ってることが変わる
- 妻が新しいことを学んだり趣味を楽しんだりすることを否定する
- 妻の行動をコントロールしようとする
- 支離滅裂な人格否定をする
- 「誰のおかげで生活できると思ってるの」と言う
- セックス・キス・ハグを受け入れないと不機嫌になる
いくつ当てはまりましたか?
ただ、数だけで判断する必要はありません。
たとえ一つでも、あなたが「しんどい」「怖い」「家にいると苦しい」と感じているなら、、それは「よくある夫婦げんか」で片づけていい問題ではないかもしれません。
ここからは、それぞれの特徴について、実際に私の夫に当てはまったことも交えながら詳しく書いていきます。
②モラハラ夫の思考パターンと言葉の特徴
私は長い間、
「相手を受け入れましょう」
「相手は自分の鏡」
という言葉を信じて、自分を変えようとしてきました。
相手のせいにばかりしたくなかったからです。
夫の理不尽な言動にも何度も目をつぶり、
「私の言い方が悪かったのかも」
「次はもっと冷静に伝えてみよう」
と、まず最初は自分側に原因をおくようにしました。
今だから分かることですが、それは関係改善ではなく、私が一方的に我慢を増やしていただけでした。
当のモラハラ夫は一度も自分側に原因を置いたことがなかったんです。
話し合いをするたびに疲弊する。
気づいたら自分が謝っている。
関係を良くしようと努力すればするほど、心も体もボロボロになっていく。
そこでようやく私は、
「私の伝え方が悪いのではなく、夫自身が抱えている問題の方が大きいのではないか」
と考えるようになりました。
ここからは、私が実際に経験したモラハラ夫の思考パターンや言葉の特徴について整理していきます。
話し合いや会話のキャッチボールができない
夫とは、会話や話し合いが成立しないことが何度もあります。というかほぼ毎日です(笑)
私が伝えた言葉とは違う意味で受け取られたり、最後まで話を聞かずに怒り始めたり、私の言葉には別の意味があるかもしれないとは考えず、「批判された」と決めつけることがよくあります。
普通なら一言確認すれば終わるようなことでも、夫は確認する前に怒り始めます。
私は本当に長い間、「どうしてこんなに話が噛み合わないんだろう」と悩みました。
ずっと理由が分からず、そしてどうすればいいのかがわからず、ストレスがすごかったです。
でも、
「話し合いにならない」
「論点をずらす」
「『俺が悪い』と言う」
「ガスライティングをする」
→ガスライティングとは?被害者が自分を疑うようになる心理操作を解説
といった夫の行動を書き出していくうちに、ある共通点があることに気づきました。
例えば、
普通の会話
相手の言葉
↓
分からない
↓
確認する
↓
誤解が解ける
夫
私が話す
↓
「批判された」と決めつける
↓
怒る
こうして整理すると、夫は「考える」「確認する」という工程をすっ飛ばして、すぐに「批判された」と決めつけて怒ります。
これじゃ、会話や話し合いが成り立たないわけです。
実際にどんな会話が噛み合わなかったのか、具体的なやり取りはこちらの記事で詳しく書いています。
→ モラハラ夫とは話が通じない|会話が噛み合わない本当の理由
また、こうした夫の考え方は、認知の歪みという考え方を知ったときに重なる部分が多いと感じました。こちらの記事で詳しく書いています。
→モラハラ夫の認知の歪み|なぜ普通の会話が攻撃に変換されるのか
論点をずらしてくる
モラハラ夫は話し合いになると論点をずらしてきます。
私も長い間、
「なぜこんなに話が噛み合わないんだろう」
と悩んでいました。
これを書きながら当時のことを振り返ると、夫は問題を解決しようとしていたのではなく、自分が悪者にならないことを優先していました。
同時に、
私には、夫の頭の中がこんなふうに動いているように感じられたのです。
「責められた」
↓
「反撃しなければ」
↓
「相手にも問題があることにしよう」
その結果、本来話し合うべき内容からどんどん話が逸れていきます。
例えばこんな場面です。
私は、友達や家族に話しかけるときと同じように、普段どおりの落ち着いた口調で、
「昨日約束した○○のことだけど、覚えてる?」
と確認しただけでした。
すると返ってきたのは、
「そんな言い方するなー!!!」
という怒鳴り声。
私が確認したかったのは約束そのものなのに、なぜか私が責められる側になっています。
当時は、
「私の言い方が悪かったかな」
「もっと違う伝え方をすればよかったのかな」
そう反省して、自分の伝え方ばかり見直していました。
話す順番を変えたり、アイメッセージを意識したり、誤解されないように何度も言葉を選び直しました。
しかし、問題は私の言い方ではありませんでした。
何を聞いても、何を言っても話が別の方向へ進み、最終的には私が悪いことになる、毎日何度もその繰り返し。
「この人と話すと、とにかく疲れる」
そんな毎日でした。
自分の非を認めることが極端に苦手な人にとって、論点をずらすことは自分を守るための行動なのかもしれません。
その結果、妻は自分を責め、夫は責任を取らない。
この構造が繰り返されることで、少しずつ妻の自己肯定感は削られていきます。
自分のミスを絶対に認めない
モラハラ夫は、自分のミスを認めません。「夫から謝罪の言葉なんて聞いたことがない」という妻も多いのではないでしょうか。
普通に考えれば、人間は誰でも失敗します。間違えることもあるし、言いすぎることもある。だから私は夫が理不尽な言動をしてきても、責めることはしませんでした。
責めることよりも問題そのものにフォーカスして、次から同じことを繰り返さないでほしかったんです。
伝え方を変えてみたり、何が気に障ったのかを聞いたりして、長い間自分なりに原因を探してきました。
でも、何年経っても状況は変わりません。話し合いをしても改善しないし、こちらが歩み寄っても責任を認めない。同じ問題を何度も繰り返す。
そうした経験が積み重なるうちに、「この人は私が思っている“普通”とは何かが違うのかもしれない」と思うようになりました。
「これは性格の問題なのか、それとも発達特性のようなものなのか」と悩むようになったんです。
→(内部リンク:モラハラか発達障害か見分けられない理由)
今振り返ると、夫は自分の非を認めることに強い恐怖があったように見えます。
自己肯定感が極端に低い人にとって、「私が悪かった」という一言は、自分の価値そのものを全否定されるのと同じ感覚なのかもしれません。
だから、自分のミスを認める代わりにこんな行動を取ります。
- 話題をずらす
- 相手のせいにする
- 「そんなつもりじゃなかった」と言う
- 記憶にないと言い張る
- 怒ってその場をコントロールしようとする
私の夫は全部当てはまりますが、特に最後の「怒ってコントロールする」のが大得意でした(笑)。
そんな夫に「ちゃんと謝ってほしい」と思う気持ちは本当によく分かります。私もそうでした。子どもでも悪いことをしたら謝るんですから。でも、モラハラ夫は本当に謝りません(笑)。
だから、彼らに謝罪を求め続けると、結局こちら側が消耗するだけなんですよね。
少なくとも私は、「夫を変えること」よりも「夫は変わらない前提で自分がどう動くか」を考え始めてから一気に楽になりました。
「どうやったら謝ってもらえるか」ではなく、「絶対に謝らない人にどう対応するか」を考えた方が、よっぽど現実的だと思います。
「そんなつもりじゃなかった」が口癖
この言葉、何度聞いたかわかりません。 モラハラで私が傷ついた事実は変わらないのに、この一言で全部なかったことにされる。
そう言われるたびに、
「だったら最初から言うなよ」
「口から出す前に少しは考えろ」
と本気で思っていました。
実際に夫にも何度もそう伝えましたが、「そんなつもりじゃなかった」を完全な免罪符だと思っています。
今振り返ると、この言葉が繰り返される理由はシンプルです。
「つもり」の話にすり替えることで、自分の行動の責任から逃げられるから。
話の焦点を「相手が傷ついた事実」ではなく、「自分に傷つける意図があったかどうか」に変えてしまうんです。
でも、結果として相手を傷つけたなら、まず見るべきなのは「意図」ではなく「結果」ですよね。例えば、包丁で誰かをケガさせておいて「そんなつもりじゃなかった」で済むはずがありません。
結果として相手が傷ついている以上、意図の有無だけで責任が消えるわけがないんです。
ところがモラハラ夫は、その一言だけで話を強制終了させようとします。私はそこに猛烈な違和感を感じていました。
こうした不毛なやり取りが何年も続くと、次第に
「私が気にしすぎなのかな」
「私の受け取り方がおかしいのかな」
と、自分の感覚の方を疑うようになります。かつての私も完全にそのループにハマっていました。
そして気づけば、夫の異常さよりも
「私が悪いのかもしれない」
と自分を責めるようになっていくんです。
でも、あのときの違和感は最初から正しかったし、傷ついた事実が消えたわけでもありません。ただ単に、相手が責任を認めずに逃げ回っていただけです。
→さらに詳しく知りたい方はこちら (内部リンク:ガスライティングとは?被害者が自分を疑うようになる心理操作を解説)
都合の悪いことは記憶にございません
「そんなこと言ってない!」
「覚えてないんじゃない。俺は絶対言ってない!」
都合の悪いことになると突然記憶がなくなる。でも自分に都合のいいことはしっかり覚えている。
夫との話し合いで、こんな経験はありませんか?
実はこれには大きく分けて2つのパターンがあると思っています。
① 本当に覚えていない場合
感情が爆発したときの記憶が曖昧になっているケースです。
自分の感情をコントロールできない状態で発した言葉は、本人の記憶に残りにくいことがあります。
② 覚えているけど認めない場合
認めてしまうと自分が悪いことになる。だから「言っていないこと」にしてしまうケースです。
どちらなのかは本人にしかわかりません。ただ、私が重要だと思うのはそこではありません。
対等な関係であれば、
「本当に覚えてない。ごめん、もう一度教えて」
と言えます。そうすれば、
「私も伝え方が悪かったかも」
と、お互いに歩み寄る余地があります。
でもモラハラ夫は違います。
「俺は絶対言ってない!」
と言い張る。そして話し合いは何があったのかではなく、
「言った・言わない」
の水掛け論に変わっていきます。
私も長い間、
「覚えてないなら仕方ないのかな」
と思っていました。
でも次第に、
「自分の記憶が間違っているのかもしれない」
「私の受け取り方がおかしいのかもしれない」
と、自分の感覚そのものを疑うようになっていったのです。
→さらに詳しく知りたい方はこちら(内部リンク:ガスライティングとは?被害者が自分を疑うようになる心理操作を解説)
今後離婚するにせよしないにせよ、記録は必ず残しておきましょう。
言われたこと、されたことを日記やメモ、録音、動画などで残しておく。
それは相手を追い詰めるためではありません。
あなた自身の正気と現実感覚を守るためです。
→さらに詳しく知りたい方はこちら(内部リンク:モラハラの証拠って何を残す?|私が残していたのは「現実」の記録だった)
昨日と言ってることが変わる
昨日OKだったことが今日はNGになっている。 5分前に言ったことと今言っていることが違う。
確認したら怒鳴られ、気づけばなぜかこちらが責められている。
モラハラ夫との会話では、こうしたことが日常的に起こります。
言われた通りにしたのに怒られるし、確認しても話が噛み合わない。そんな状態が続くと、「私の理解力が足りないのかも」と思うようになります。
私も長い間、「何が正解なんだろう」と悩み、夫の顔色ばかり気にして毎日疲れ果ててました。
でも今振り返ると、夫自身の考えや基準が、その時の感情によって大きく変わっていたため、昨日の自分と今日の自分の発言に矛盾があっても、本人は全く気にしていないように見えました。
これが続くと、「何が正解かわからない」という状態になります。
もし今、「私が何か悪いことをしたのかも」と思い始めているなら、問題はあなたの理解力や努力不足ではなく、相手の基準が一貫していないことにあるかもしれません。
私は後になって、こうした言動の背景には幼少期の家庭環境や感情コントロールの問題が関係しているケースもあると知りました。
→さらに詳しく知りたい方はこちら(内部リンク:幼少期の虐待が脳に与える影響|モラハラ夫の感情が暴走する理由)
誰のおかげで生活できてると思ってるんだ
「誰のおかげで生活できると思ってるんだ」
この一言、言われたことがある方も多いのではないでしょうか。
私も言われました。でも思ったのは、
「あなたが稼いでくれていることはわかっている。でもそれと私を傷つけていいことは別の話じゃないの?」
ということでした。
例えば、
夫が暴言を吐いた。
約束を破った。
理不尽な態度を取った。
本来なら話し合うべきなのはその問題です。
でもモラハラ夫は突然、
「誰のおかげで生活できてると思ってるんだ」
と言い出す。
気づけば暴言や約束の話ではなく、お金の話になっています。
つまりこれも論点ずらしの一種です。
この言葉の本質は、
「問題を解決すること」ではなく「相手を黙らせること」
にあります。
お金という目に見えるものを使って、
「俺のほうが上だ」
「お前は文句を言う立場じゃない」
という上下関係を作ろうとしているのです。
でも、お金を稼ぐことと、パートナーを尊重することは全く別の話です。
稼いでいるからといって、人を傷つける権利が与えられるわけではありません。
そして結婚生活は、お金を稼ぐ人だけで成り立っているわけでもありません。
家事、手続き、気遣い、精神的な支え。
目に見えない役割も含めて生活は成り立っています。
「誰のおかげで生活できてると思ってるんだ」
という言葉を聞くたびに、
「それを言って何が解決するの?」
「そもそも、それ今関係ある?」
と毎回思っていました(笑)
支離滅裂な人格否定をする
「お前はおかしい」
「頭がおかしい」
「お前は今まで出会った人間で一番最低な奴だ」
こんな言葉を、私は何度も夫から言われました。
でも、その言葉に論理的な根拠はありません。
何か具体的な問題を指摘しているわけではない。
私のどこが悪かったのか説明できるわけでもない。
ただ、
「お前はダメな人間だ」
という結論だけが飛んでくるのです。
私は長い間、
「私の何が悪いんだろう」
と悩み続けました。
話し合おうとしても夫は怒ってしまうし、何に怒っているのかわからない。
どうすれば改善できるのかもわからない。
そして気づけば、
「私はなんて悪い人間なんだろう」
「私なんかいない方がいいのかもしれない」
と自分を責めるようになっていました。
でも、そもそも人格否定に論理的な理由を探していたこと自体が間違いでした。
人格否定は問題解決のための言葉ではありません。
相手を傷つけるための言葉です。
私は夫を殺したわけでもありませんし、意図的に傷つけたわけでもありません。
それなのに、
「最低な人間」
「頭がおかしい」
と言われ続ける理由は1ミリもありません。
そんなある日、私はふと思いました。
「この男、小学生と同じこと言ってない?」
子ども同士のケンカでも、
「バーカ」
「クズ」
「死ね」
と言いますよね(笑)
もちろん子どもだから許されるわけではありません。
でも少なくとも、大人同士の問題解決の場で使う言葉ではありません。
私はそのとき初めて、
「夫の言葉を真に受ける必要は1ミクロンもない」
と思えるようになりました。
人格否定を受け続けると、
「私はダメな人間なんだ」
という思い込みが少しずつ作られていきます。
そして気づけば、
「夫が正しいのかもしれない」
と思うようになってしまう。
→さらに詳しく知りたい方はこちら(内部リンク:モラハラの洗脳が解けた瞬間|自分が悪いという思い込みを手放す方法)
人格否定に論理的に反論しようとするのは消耗するだけです。
まずは、
「この人は今、問題解決ではなく感情をぶつけているだけなんだ」
と気付くこと。
それが自分を守る第一歩だと思います。
③感情・行動パターン
モラハラ夫の問題は、言葉だけではありません。怒りや不機嫌さは、態度や行動にもはっきり出ます。
突然怒鳴る。
物に当たる。
舌打ちをする。
ため息で無言のプレッシャーをかける。
ドアを乱暴に閉める。
怒りで家の空気そのものを支配する。
家の中にいるだけで緊張する。
気が重くなる。
心臓が痛くなる。
これが私の日常でした。というよりこれを書いている今も同居しているので、現在進行形です(笑)
あなたも同じような経験をしていませんか?
言葉だけでなく、モラハラ夫の問題は感情や行動にも表れます。
私は夫と出会った頃から、幼少期の虐待や愛着の問題、アダルトチルドレン的な傾向、発達特性のようなものを感じていました。
だから正直、「なぜこんなことをするのか」はある程度想像がついていました。
それでも実際に巻き込まれ長い間それを我慢していると、最終的には死にたくなるほどつらくなってきました。
理解できることと、耐えられることは別でした。
(じゃあなんで結婚したんだよ、というツッコミは自分でもしています(笑))
機嫌の差が激しい
朝は普通だったのに、帰宅した瞬間に空気が変わる。 何が原因かわからないけれど、夫の機嫌が悪いと家全体が息苦しくなる。
「あ、また始まった」
モラハラ夫の機嫌の差が激しい理由は、感情の調節がうまくできていないことが関係しています。
怒っているときは怒りがそのまま出てくるし、不機嫌なときは不機嫌さがそのまま周囲に向かう。自分の感情を自分で処理するのではなく、家の中に撒き散らしてしまうのです。
私自身、もともと人の感情や空気の変化に敏感なタイプなので、夫の不機嫌は人一倍しんどく感じていました。
「今日も機嫌が悪そう。ってまだ朝だけど」
「また機嫌取りしないとこっちに被害がくるわ~」
でも冷静に考えると、これっておかしい話ですよね。
本来、大人は自分の感情を自分で管理するものなのに、私は夫の機嫌を管理する役割まで背負い込んでいました。これではあたりまえに消耗します。
あなたが消耗してしまうのは、この状況をどうにかしたい、関係を良くして平和に暮らしたい、と優しさから頑張っているからだと思います。
かつての私も全く同じでした。優しさを向ける人は選ばないとダメだと学びました(笑)
その生活を何年も続けた結果、私は心身ともに限界を迎えました。実際にパニック障害と適応障害と診断され、自律神経の不調にも長く悩まされることになります。
今振り返ると、夫の機嫌に振り回され続けたことが大きな原因でした。
→夫源病チェックシート|モラハラ夫が原因で身体症状が出た私の実体験
夫の機嫌が悪いのは夫の問題です。
話し合うという選択肢があったのに、夫は不機嫌になることを選んだ。
以前の私は、夫の機嫌が悪くなるたびに理由を探していました。
「私がいけなかったのか」
「どうしたら機嫌が直るか」
でもそれを続けた結果、消耗したのは私の方でした。
だから私はある時から、
「夫の感情は夫の問題」
と考えるようにしました。
もちろん簡単ではありません。
長年の癖はすぐには変わらないからです。
それでも少しずつ、
夫の感情の責任まで背負わない練習をしました。
もしあなたも夫の機嫌に振り回されているなら、一度だけ考えてみてください。
その感情、本当にあなたが解決する必要がありますか?
私は答えが「NO」だと気づいてから少し楽になりました。
→(内部リンク:感情のコントロール方法【モラハラ夫に怒鳴られても冷静でいられる思考法】)
ため息・舌打ちが多い
突然ため息をつく。
舌打ちをする。
こっちが何もしていないのにされる場合もあれば、怒った後の締めくくりのようにされる場合もある。
「はぁ、またか」
「自分の機嫌を管理できんから、また私に取らせようとしてるわ」
「その舌打ちとため息、気持ち悪いからやめろ」
今思い出すだけでも疲れが出てきます(笑)
「何か気に障った?」
「別に」
はい、明らかに不機嫌。
何が地雷だったのかわからなかったので、最初はただただ理由を探していました。
「私なんかした?」
「何が気に障った?」
でも考えてもわからない。
聞いても答えない。
最終的には
「お前の機嫌なんか知らねぇよ」
「なんなんこいつ」
となりました(笑)
でも心と体は別です。頭では気丈に振る舞っていても、体は正直でした。
家にいるのにリラックスできない。
自分の家なのに落ち着かない。
常にどこか緊張している。
気づけば家の空気を読んで生活するようになっていました。
当時は気づいていませんでしたが、体はずっとSOSを出していたのだと思います。
→精神科で診断書を取るまでの話|モラハラ夫との生活が身体と精神に与えた影響
→(内部リンク:夫源病チェックシート|モラハラ夫が原因で身体症状が出た私の実体験)
私はもともと人の感情や空気の変化に敏感なタイプなので夫のこの幼稚な行動は本当に精神的に参りました(笑)
それでも少しずつ境界線を学び、
「夫の感情は夫の問題」
と切り分けられるようになってから楽になりました。
夫が怒鳴ろうが、ため息をつこうが、舌打ちをしようが、
心の中では
「あ、またわけわからん生物が何かやってる」
くらいにしか思いません(笑)
「脳のバグかな?」
と思うことすらあります。
昔の私からしたら信じられませんが、本当にそうなります。大事なのは、夫の感情の責任まで背負わないこと。
自分が悪いという思い込みを手放していくことです。
→(内部リンク:モラハラの洗脳が解けた瞬間|自分が悪いという思い込みを手放す方法)
ドアを乱暴に閉める・物に当たる
バン!とドアを閉める。
壁を殴る。
物を投げる。
言葉ではなく行動で怒りを表現する。これは私の夫の大得意技です(笑)。
私は大きい音が苦手なので毎回かなりストレスです。
本人は好きなように感情を爆発させてスッキリするかもしれませんが、私はたまったもんじゃないです。
ちなみに私の夫はそれだけでは終わりませんでした。
癇癪を起こすたびに
「死んでやる!」
と叫びながら包丁を持ち出して騒ぐこともありました。が、
「どうせ本気じゃないだろ」
と思っていました。
夫はかなりチキンだからです(笑)
これだけ大声で騒いでいたら、ご近所の方が通報し、警察が家に来たこともありました。
「離婚する」「出ていく」「死んでやる」が口癖
私の夫はキレるたびに
「離婚だ!」
「もう出ていく!」
と叫んで、勢いよく家を飛び出していきます。
でも数時間後にはしれっと帰ってくる。
これの繰り返しです。
「本当に離婚になったらどうしよう」
最初のころは私も焦りましたが、それが詐欺だと気づいた時からは、
「離婚?お金どうしよう」
になりました(笑)
本気で離婚したい人は、離婚の準備を淡々と進めます。
感情をあらわにし、「離婚だ!」と叫びません。
そして夫の暴走は「離婚する」「出ていく」だけでは終わりません。
「死んでやる」
「飛び降りる」
「車にひかれに行く」
など、どんどんエスカレートしていきました(笑)
ここまでくると「コントかよ」って言いたくなります。
そして警察まで登場する事態に発展します。
スキンシップを断ると不機嫌になる
さっきまでキレ散らかしていたのに、急に優しくなってスキンシップを求めてくる。
断ると再び不機嫌になる。
怒鳴る。
人格否定をする。
受け入れても嫌な気分になるし、拒否しても面倒なことになる。
どちらにしても地獄・・・
私は次第に夫そのものを不潔に感じるようになり、同じ空間にいることすら苦痛になっていました(笑)
夫はスキンシップを通して
「俺は反省している」
「愛している」
と伝えたいのかもしれません。
でも私には、
「まだ俺のこと好きだよな?」
の確認作業にしか見えませんでした。
→(内部リンク:愛着障害の男性に見られる5つの特徴とモラハラの関係)
しかも夫の中では、
スキンシップ成功=今までのことは帳消し
です。
なんて自分勝手なシステムでしょうか(笑)
何度も怒鳴る。
人格否定する。
傷つける。
そして最後に抱きつけば解決。
そんなわけあるかい。
気持ちが伴わないスキンシップを断るのは当たり前ですが、この人にはそれが通じない。
拒否すると怒る。だからといって受け入れれば嫌悪感で吐きそうになる。
何度も人格否定され、怒鳴られ、傷つけられた結果、夫がばい菌としか感じられなくなりました。
→(内部リンク:ハネムーン期に騙されない方法)
アンガーマネジメントができない
私の場合、何か問題が起きると、まずは状況を確認することから始めます。
「今何が起きているのか」
「何が問題なのか」
「どうすれば解決できるのか」
こんな順番で考えるので、いきなり怒ることはほとんどありません。
でも夫は真逆です。
状況を把握する前にまずキレて怒鳴り散らし、話し合いにならない。
いつまでたっても問題や失敗から学ばないので、同じ間違いを何度も繰り返します。
毎回同じことの繰り返しでエネルギー使いまくって疲れないのかな?と感心します(笑)
問題や失敗というのは、本来ならより良い結果にするためのチャンスなのにもったいない。
アンガーマネジメントというのは、怒りを感じないようにすることではなく、その怒りをどう表現するかを自分で選択する力のことです。
感情が安定している人は、たとえ怒りを感じても、相手を怒鳴りつけたり物に当たったりはしません。
私は長い間、「どうしたら夫は怒らなくなるんだろう」とそればかり考えていました。
でも、今ならよく分かります。夫の怒りは夫自身の問題であって、私の問題じゃない。
こうした行動の背景には、性格だけでなく幼少期の環境や脳の特性が関係している場合もあります。
→(内部リンク:幼少期の虐待が脳に与える影響|モラハラ夫の感情が暴走する理由)
私は3年以上もの時間をかけて、試行錯誤してきました。その結果、
「夫がこうなった原因は理解できる。でも責任は本人にある。」
でした。
④支配・コントロール行動
モラハラ夫の根底にあるのは支配です。
言葉で傷つけ、感情で脅し、罪悪感を植え付けてきます。
さらには、行動や人生にまで口を出してくることもあります。これらはすべて、相手をコントロールするために行われていることです。
最初は少し違和感を覚える程度が、次第にあなたが空気を読むようになり、夫が怒らないように行動し、自分の気持ちを後回しにするようになります。
私も長い間、そのような状態にありました。 ここでは、モラハラ夫がよく使う支配のパターンについて解説します。
外面がいいモラハラ夫
モラハラ加害者は外面がいいのが最大の特徴と言われています。
- 優しく、愛想よく振る舞う
- 周囲に対して良い人を演じる
- 職場でも優秀で人望がある
ただ私の夫は、「職場で優秀で人望があるモラハラタイプ」にはあてはまりません。
一方で、周囲に対して良い人を演じたり、感じよく振る舞ったりすることはできます。
とはいえ、自分から積極的に話しかけたり、人とのコミュニケーションが特別得意というわけではなくむしろ苦手だと思います。
でも周囲からは、
「優しそうな旦那さん」
「おとなしい旦那さん」
と思われていますし、よくそう言われます
しかし家では、話し合いをしていたと思ったら突然怒鳴り散らし、私の人格を否定する。
嫌だと伝えたことも毎日のように繰り返す。
私は、本当にモラハラ被害は蓋を開けてみないとわからないと思います。
周囲に見えている姿と、家の中で見せる姿がまる別人だからです。
やっかいなことに、モラハラ加害者が周囲に見せている「いい人」というイメージはとても根強いものです。
そのため被害者が加害者にやられた事実を話したとしても、信じてもらえないことが少なくないのが怖いところです。
私も実際に加害者であるモラハラ夫の味方をされて驚いた経験があります。
→さらに詳しく知りたい方はこちら (内部リンク:モラハラを相談したら傷ついた|それはセカンドレイプかもしれない)
妻の行動をコントロールしようとする
「どこに行くのか、誰と会うのか、何時に帰るのか」
いちいち報告を求めてくる。少しでも帰宅が遅れると不機嫌になる。友人と会っていると嫌味を言う。
もっとひどい場合はスマホを見せろと要求したり、GPSや隠しカメラで監視したりするケースもあります。
これは愛情ではなく支配です。妻を本当に信頼しているなら、行動を管理なんてしません。
モラハラ夫が妻をコントロールしたがるのは、妻が自分の管理下から外れることを恐れているからです。
妻が自立したり、他人とのつながりを持ったり、自分抜きで楽しそうにしていることが面白くない。それに、妻が外部の人と関わることで、自分の言動や家庭内での問題が知られてしまうのも嫌。
妻が友人や家族、専門家とつながれば、自分の異常な言動が知られてしまうかもしれない。
だから妻を孤立させ、自分の影響力が及ぶ範囲に置いておこうとします。
ただ、私の夫は少しタイプが違いました。
スマホを見せろと言ったり、外出先を細かく監視したりはしません。外に出れば連絡もほとんどしてきません。
その代わり、家の中では異常なほど距離感が近い。
トイレまでついてくる。歯磨き中でも風呂中でもノックもせずドアを開けて話しかけてくる。「あとで話そう」と言うと不機嫌になる。
さらに私が一人で旅行に行った時には、
「なんで誘わないんだ」
と怒っていました。
行く前は
「楽しんできて」
と言っていたにもかかわらずです。
意味がわかりません(笑)
結局のところ、夫が求めているのは対等なパートナーではなく、機嫌を取り、世話を焼き、何をしても見捨てない母親です。
要するに夫婦ではなく、2歳児と母親の関係です。
→(内部リンク:愛着障害の男性に見られる5つの特徴とモラハラの関係)
経済的に支配しようとする
これもよく聞きますね。
モラハラの中には、生活費を制限したり、働くことを妨げたりして経済的に相手を支配する「経済的DV」が含まれることがあります。
例えば、
- 必要な生活費を十分に渡さない
- レシートや家計を過度に監視する
- 働くことや就職活動を妨害する
- 収入や貯金を勝手に管理する
- 「誰のおかげで生活できていると思っている」と見下す
といった行為です。
ただ、モラハラの現れ方は人によって異なります。
私の夫は典型的な経済的DVをするタイプではなく、生活費を渡さないわけでもなく、通帳を取り上げられたこともありません。
ただ一度、私が求人サイトを見ていたときに、
「俺の収入が少ないって言いたいのか?」
「なんで仕事を探してる?」
と不機嫌になったことがあります。
働くことそのものを禁止されたわけではありません。
ただウチの場合は、お金で支配よりは、不機嫌や圧力で私をコントロールしてきます。
モラハラは必ずしも経済的支配だけではなく、
お金、言葉、不機嫌、威圧感。
やり方が違うだけで、相手を思い通りに動かそうとしている点は同じです。
⑤モラハラ夫への対処法
モラハラ夫への対処法を調べると、
「話し合いましょう。」
「冷静に伝えましょう。」
「伝え方を変えましょう。」
「アイメッセージを使いましょう。」
「境界線を引きましょう。」
こんな情報がたくさん出てきます。
私も実際にほとんど試しましたが、残念なことに、「これをやれば解決する」という対処法は一つもありませんでした。
その中で唯一、私自身の考え方や行動が大きく変わるきっかけになったのが、「境界線(バウンダリー)」という考え方でした。
境界線については、私が実際にどう考え方を変えていったのかを別の記事で詳しく書いています。
→人間関係の境界線(バウンダリー)とは?|モラハラ夫に振り回されないために私がやったこと
ここからは、私が実際に試した対処法と、その結果を書いていきます。
話し合いで解決する?
私は争いがきらいで、話し合いをすることを大切にしています。
一方的な意見や極論だけを発言するのは話し合いではないと思っています。
私は傾聴やコミュニケーションについて勉強してきたこともあって、特に自分の意見を伝えるときは誤解がないように注意を払って話すようにしています。
たまに話が通じない人もいますが、そんな人とは極力関わらないようにします。でも、夫はそうはいきませんよね。
夫は毎日何十回も「I love you」と言ってきます。
私の考えでは、相手のことを愛しているなら、自分の悪いところを直そうと努力するのが普通のことだと思っています。
だから私は、夫が過去に何を抱えていようと、私が乗り越えたように夫も乗り越えられると信じて、何度も話し合いをしようと努めてきました。
「ちゃんと話せば分かってくれるかもしれない。」
そう思って、冷静に伝えたり、アイメッセージを意識した伝え方をしたり、相手がどうしても怒鳴るのをやめないときや、人格を否定されたときでも、諦めずに根気強く伝えてきました。
でも、私の場合は何百回話し合っても、話し合いそのものが成立しませんでした。
私が実際に試したことや、そう考えるようになった理由は、こちらの記事で詳しく書いています。
モラハラ夫を黙らせる方法はある?
私は何度も、「夫が怒鳴ることや暴言をどうしたら止められるのか」ということにずっと悩んでいました。
最初に試したのは、夫にどんなに怒鳴られてもまずは落ち着かせ、落ち着いたら話をして、またキレ始めたら落ち着かせる……ということを延々と繰り返すことでした。
しばらくしてからは、それと同時にセラピーも受けさせてみました。
→モラハラ夫はセラピーで変われるのか?2年間見て私が出した結論
その間も夫の怒りに対処しながら、私は解決策を探しては試すことを繰り返していました。
それから2年が経っても、夫は一向に変わりませんでした。
それからは別の方法も試しました。
無視する、その場を離れる、こちらに非はないけれど謝ってみる、黙って耐える、といったことです。
夫は落ち着くと謝ったり、泣いて媚びたりしてくることもありました。毎回ではないですけど。
そのときはチャンスだと思い、前述したとおり、
「ちゃんと話せば分かってくれるかもしれない。」
そう思って、冷静に伝えたり、アイメッセージを意識した伝え方をしたり、相手がどうしても怒鳴るのをやめないときや、人格を否定されたときでも、諦めずに根気強く伝えてきました。
ですが、また同じことを何百回も繰り返します。しかも毎日何度もです。
一時的に静かになることはあっても、根本的には何も変わりませんでした。
私の場合は、夫を黙らせる方法は見つかりませんでした。
実際に私が試したことや、そのとき何が起きたのかは、こちらの記事で詳しく書いています。
モラハラ夫は変わるのか?
私は、夫とは再婚だったため、「この結婚で最後だ」と思っていました。
夫は毎日何十回も「I love you」と言ってスキンシップをしてくれましたし、私も夫を愛していました。
だからこそ、「夫もつらいだろうけど、2人で支え合えばきっと変われる」と信じていました。
私は、過去につらい経験があっても、自分を変えようと思えば乗り越えられると思っています。
私自身もそうやって生きてきたからです。
だから夫も自分を見つめ直し、変わる努力をすれば、時間はかかるかもしれないけれど変われると思っていました。
その間も、私は何度も話し合いをし、夫を信じ続けました。
というかほぼ毎日何回もこういうことしてました。
毎日最低1時間以上は夫を落ち着かせたり、話をする時間に充てていたことになります・・・。
でも、残念ながら3年半向き合った結果、夫は変わりませんでした。
私がなぜそこまで信じ続けたのか、そして何がきっかけで考えが変わったのかは、こちらの記事で詳しく書いています。
モラハラ夫はセラピーで変われる?
私の夫は、私と知り合う少し前から前職の福利厚生を利用してセラピーを受けていました。
その会社を辞めてからは、私がオンラインセラピーを提案し、本人も受けることを選びました。
私は、「少しでも良くなるといいな」くらいの気持ちで、夫がセラピーを続ける様子を見守ってきました。
私は、セラピーや精神科、心療内科、公認心理師・臨床心理士によるカウンセリング、認知行動療法(CBT)、アンガーマネジメント、DV加害者更生プログラムなどは、積極的に受けたほうがいいと思っている派です。
本当に心の底から変わりたいと思っている人にとっては、プロの力を借りることは大きな助けになると思っています。
でも、ここでも残念ながら夫の場合は、プロの力を借りても変わりませんでした。
無駄といえばそう(笑)
ただ、人は助けてくれる人がそばにいても、自分が変わろうと思わない限り変われないんだということを、目の前で見ることができて勉強になりました。
私が2年間見てきた限りでは、セラピーだけでモラハラが解決することはありませんでした。
私がなぜそういう結論になったのか、2年間で実際に起きたことは、こちらの記事で詳しく書いています。
👉 モラハラ夫はセラピーで変われるのか?2年間見て私が出した結論
言い返すと悪化する?
はい、言い返すと悪化します。(笑)
モラハラ脳には、話が一切通じないと思ったほうがいいです。
とはいえ、私も言い返したことはあります。
例えば、
夫「全部お前が悪い。」
私「いや、それは違うでしょ。」
みたいな感じです。
でも、モラハラに言い返したところで水掛け論にしかなりません。
私はたとえ話や物語を作って人に説明することが多いのですが、
「昨日は戦争に行くと言って、今日は行かないと言ってるのと同じだよ。」
というように伝えたり、
夫が好きなスポーツ選手を例にして、
「クリスティアーノ・ロナウドならそういうことすると思う?」
と聞いたり、
夫が毎日欠かさず聞いている大好きな政治系ポッドキャスターを例にして、
「その人ならそういうことすると思う?」
と聞いたりもしました。
人は、憧れている人や尊敬している人を目標にすると、変わるモチベーションにつながったり、目標達成に近づきやすくなると言われています。
だから私は、少しでも夫が自分自身を客観的に見つめ直すきっかけになればと思っていました。
私は論破や勝ち負けという考え方が嫌いです。
少なくとも、夫婦という二人しかいない人間関係において、そういう考え方は争いのもとでしかないと思っています。
でも夫は、都合が悪くなると論点をずらし、「そんなつもりじゃなかった」と責任逃れをしたり、人格否定をしたり、とにかく勝ち負けを決めたがります。
結局、話し合いになることはありませんでした。
私の場合は、感情的に言い返しても、伝え方を工夫しても、結果的には悪化することが多かったです。
モラハラはスピリチュアルで解決する?
私は20代中盤ころからスピリチュアルに興味を持ち始め、約10年以上、どっぷりスピリチュアルの世界に浸っていました。
最初は引き寄せの法則から入り、セミナーにも行きましたし、本も何十冊と読みました。
特定の宗教には入りませんでしたが、世界三大宗教と呼ばれているものも少しはかじりました。
住んでいる県だけでなく、それ以外の県の神社にも何度も足を運びました。
私は沖縄出身なので、小さいころから信仰や祈りなどは身近にあり、スピリチュアルの世界に入ることにも全く抵抗はありませんでした。
そしてもちろん、夫との関係にもスピリチュアルな考え方を取り入れていました。
「夫のモラハラは私に与えられた試練なのかもしれない。」
「過去世でも同じようなことがあって、今世では自分を愛することがテーマなのかもしれない。」
「過去世で私は夫にひどいことをしてきたから、今世でそのカルマが返ってきた……?」
「相手は自分の鏡だから、私にも何か原因があるのかもしれない。」
「モラハラを引き寄せたのも、何か意味があるのかも。」
「今、自分の人生に起こっていることは全部、過去世からの課題なんだ。」
「これは魂の学びなのかもしれない。」
本気でそう考えていた時期があります。
……これを書いている今、笑いが止まりません(笑)
当時は本気で信じていました。
でも今は、そういった考え方は信じていません。
釈迦が否定した苦行を、私は自分で作り出していたんです。
結局、どれだけスピリチュアルな意味を探しても、現実は何一つ変わりませんでした。
「いや、普通にモラハラだった。」
原点にして頂点、これが私の結論です。
モラハラは魂の試練ではなく、現実の問題でした。
私が何を信じ、何を試し、なぜスピリチュアルから離れることになったのかは、こちらの記事で詳しく書いています。
👉 モラハラはスピリチュアルで解決する?「私が変われば夫も変わる」を信じた結果
⑥モラハラと他の問題との違い
「これってモラハラ?それとも発達障害?うつ病?」
夫の言動を調べ始めると、次から次へと新しい言葉が出てきます。
「あれも、これも当てはまる」
これは単なるモラハラなのか。
発達障害なのか。
幼少期の虐待の影響なのか。
愛着障害なのか。
それとも生まれ持った性格なのか。
答えを探し続けた時期があります。
正直に言うと、今でもわからない部分はあります。
ただ、3年以上観察し続けたことで見えてきたこともありました。
ここでは、私がこれまで調べてきた発達障害、愛着障害、幼少期の虐待の影響などについて書いていきます。。
モラハラか発達障害か
モラハラと発達障害は、表面上の行動がよく似ています。
- 空気が読めない
- 相手の気持ちがわからない
- 同じことを何度も繰り返す
- 感情のコントロールが苦手
私も長い間、
「これはモラハラなのか?」
「発達障害なのか?」
「それとも両方か?」
夫の言動、行動を観察しながら答えを探していました。
実際、夫には精神科の受診を勧めたことがありますが、もちろん、
「俺は正常だ!」
とキレて終わりました(笑)
そのため医学的な診断はありません。
ただ、3年以上一緒に生活し、発達障害について勉強した結果、私は夫に発達障害の特性があるのではないかと思っています。
一般常識が通じない。
何度説明しても同じことを繰り返す。
人を傷つけても、それを問題だと理解しているように見えない。
反省したようにふるまうが、すぐにまた同じことをする。
もちろん診断を受けていない以上、断定はできませんが私には単なる性格の問題だけでは説明がつきませんでした。
一方で、発達障害があるからモラハラをするわけでもありません。
発達障害があっても相手を尊重できる人はいますし、発達障害がなくてもモラハラをする人はいます。
つまり、モラハラと発達障害は別の問題です。
そして、両方が重なっている人もいる。
夫はまさにその可能性が高いと思います。
一番確実なのは専門家による診断ができたら苦労しないんですけどねぇ~
→(内部リンク:モラハラか発達障害か|診断なしでも夫がグレーゾーンだと思う理由)
自己管理が極端にできない
私の夫、自己管理が本当にできません。例を挙げると…
- 計画性がない
- 時間にルーズ
- 忘れ物が多い
- 物をなくす
- 感情のコントロールができない
- 言い訳が多い
- 他責思考
など。
特に感情のコントロールができないのは夫の最大の問題でした。
何か問題が起きても改善しようとせず、怒る、人のせいにする、言い訳をする。
毎日、何度も何度も何度もその繰り返しです。
例えば、テーブルマナーを教えても怒る。
ズボンからお尻の割れ目が見えていたので教えてあげても怒る(笑)
普通なら恥をかかずに済んでありがたい話なのですが、
「お前のせいで恥をかいた」
になる。
意味がわかりません。
水の代わりにコーラを飲み、野菜を一切食べず、ファストフード、味付けの濃い肉オンリー生活。
こうした生活習慣が感情の不安定さに影響している可能性もあります。これにはエビデンスもあります(医学的なものリンク張る)
夫の自己管理ができない背景には、幼少期の環境が大きく関係しています。
母親から虐待を受けながら言いなりで育った結果、自分で考え、自分で責任を取る力が育たなかった。
最初は母親との共依存、今は私への依存・執着です。
相手が変わっただけで、根本は何も変わっていません。
彼が過去にどんなつらい経験をしていたとしても、私を傷つけていい理由にはなりません。
→(内部リンク:自己管理できないモラハラ夫の実態|コーラ6リットル・ナイフ舐める・お尻の割れ目まで実体験)
うつ傾向+モラハラ+強い依存心
口を開けば
「俺が悪い」
「どうせ俺なんて」
なのに、なぜか最後は私のせいになってキレる。
これが夫のデフォルト。
例えば、
「今日、天気悪いね~」
と言うと、
「俺が悪い。今日出なければよかった」
と言い出す。
「は?天気って誰かのせいで悪くなるん?(笑)」
コーヒーをこぼした時も、盛大なため息と絶望したような態度で私にアピールする(笑)
外で転んだ時に
「大丈夫?」
と声をかければ、
なぜか
「お前に恥をかかされた」
と不機嫌になる。
そのままそこで転んどけ。
そして最後の決めゼリフは
「これでも俺のこと愛してる?」
本当に気持ち悪い(笑)
ネガティブ。
逆ギレ。
強い依存心。
夫は自分がそういうことをしていると気づいていないように見えます。
→(内部リンク:被害者モードから逆ギレへ|うつ傾向・モラハラ・かまってちゃんが融合した夫)
夫は、普段から問題が起きても改善するのではなく、自分を責める(フリをする)、周囲を巻き込む、最後は人のせいにする。
こんな状態の人と毎日一緒にいれば、こちらの心身がおかしくなります。
実際、私にも様々な不調が出ました。
→(内部リンク:夫源病チェックシート|モラハラ夫が原因で身体症状が出た私の実体験)
認知の歪み
モラハラ夫の言動は、
「は?なんでそうなるの?」
と脳内がハテナマークだらけになります。
夫は物事をそのまま受け取るのではなく、「自分への攻撃」や「自分への否定」に変換して受け取ります。
例えば、
例えばこんな場面。
- 少し遅れただけで「お前は俺のことが嫌いだから遅れたんだ」と決めつける
- 「そんなつもりじゃなかった」を免罪符にして相手の傷ついた事実を無視する
- 自分への指摘や意見に対して「人格否定された」と過剰に受け取る
私の夫も日常的にこれをやります。以下が夫の具体的な認知の歪みのパターンです。
- 白黒思考(全か無か思考) →些細なことでブチ切れて「離婚だ!」になる
- 感情的決めつけ→自分が怒っているのは相手のせい。
- 他責思考→全部人のせいにする。自分が悪いとは絶対に思わない。
- レッテル貼り →妻が行動を指摘すると「人格を全否定された」になる。
- 個人化 → 妻の「あ〜疲れた」という何気ない一言ですら「俺へのあてつけか!」とキレる。周りの何気ない態度も、全部自分への攻撃として受け取る
このような認知の歪みは本人が気づいていないことがほとんどです。
だから「どうしてそう思ったの?」と優しく聞いても夫はさらにキレて暴れるから話し合いにならない。
私はもともと認知の歪みや愛着障害という概念を知っていましたが、まさかその教材みたいな人間と結婚するとは思いませんでした(笑)
私には普通の会話なんですが、夫の脳内フィルターを通ると、
指摘=人格否定
お願い=コントロールされている
意見=攻撃
に変換されます。
話が通じないわけです。
→(内部リンク:アダルトチルドレンとモラハラの関係)
→(内部リンク:愛着障害の男性の特徴とは?なぜ妻だけに怒りをぶつけるのか【実体験】)
→(内部リンク:モラハラ夫の認知の歪み|なぜ普通の会話が攻撃に変換されるのか)
モラハラの原因に正解はない
モラハラ夫はなぜこうなったのか。
生まれつきの性格なのか。
幼少期の環境なのか。
発達障害なのか。
愛着障害なのか。
病気なのか。
長い間答えを探して悩み、苦しみました。
ネットで「モラハラ夫 特徴」と探しても書いてあることは同じことばかり。
なので、現時点での私の結論は、原因は一つではないし、人によって違うということです。
夫の場合は、幼少期の虐待、愛着の問題、発達障害の特性、認知の歪み、自己管理能力の低さなど、いろいろな要素が複雑に絡み合っているように見えるし感じられる。
思いつくものは片っ端から勉強し、その知識に救われた部分は大きいです。
だからこそ私は、ネットでよく見かける
「原因は絶対これです」
「これに当てはまったら〇〇です」
「こうすれば治ります」
「原因はあなたにもあります」
と断言したり煽ってくる人は信用していません。
人間はそんなに単純じゃないと思うんですよね。
でも、たまに「こいつ単純だな」と思うことはありますけど(笑)
そして実は、この「断言する人・煽ってくる人を信用しない」という考えに至ったのには理由があります。
過去に私は、ある自称・毒親専門カウンセラーに相談して逆に傷ついた経験があるからです。
→(内部リンク:自称・毒親専門カウンセラーに相談して傷ついた話|専門家なら安心とは限らない)
⑦心理・背景
ここまでモラハラ夫によく見られる言動や行動パターンを見てきました。
では、なぜこんなことが起きるのでしょうか。
愛着障害。
アダルトチルドレン。
幼少期の虐待。
自己愛性パーソナリティ障害。
認知の歪み。
ガスライティング。
ウチのモラハラの場合、いくつもの要素が重なり合っています。
もちろん私は専門家ではないので診断はできません。
私は長い間、
「こいつ一体なんなんだ?」
と思いながら観察と分析を続けてきました。
その中で、
「こういう背景があると説明がつくかもしれない」
と思うことが何度もありました。
ここからは、夫の言動を説明する手がかりになった考え方や概念を紹介していきます。
愛着障害
愛着障害とは、幼少期に親との間で
「泣いたら来てくれる」
「守ってもらえる」
という安心感が十分に育たなかったことで、人間関係や感情のコントロールに問題が出やすくなる状態です。
例えば、
- 相手が近くにいないと不安になる
- 見捨てられることへの恐怖が強い
- 人との距離感が極端になりやすい
- 感情のコントロールが苦手
といった特徴があります。
うちの夫は、ほぼこれらにあてはまります。
実母から虐待を受けていたにもかかわらず、その怒りは母親ではなく私に向かいます。
「母親はお前よりマシだった」
と言われたこともあります。
「虐待した母親の方がマシって、どんな基準?」
「いや、私おまえを虐待したことないけど?」
という話です。
本人は怒りで視野が狭くなっているので、論点がズレていることにも気づいていません。
結局のところ、私を攻撃できるなら材料は何でもいいんです。
ただし、愛着障害と一言で言っても、不安型、回避型、恐れ・回避型などいくつかのパターンがあります。
私の夫を見ていると、一つだけでは説明がつきません。
家の中では異常なほど距離を詰めてくるのに、都合が悪くなると逃げる。
見捨てられることを恐れているのに、一番近くにいる人を傷つける。
矛盾だらけです。
だからこそ私は、夫の言動を見ながら愛着障害について深く調べるようになりました。
→(内部リンク:愛着障害の男性の特徴とは?なぜ妻だけに怒りをぶつけるのか【実体験】)
アダルトチルドレン
ダルトチルドレン(AC)とは、子どもの頃に機能不全家族の中で育ち、その影響を大人になっても引きずっている人のことです。
虐待やネグレクト、アルコール依存、過干渉など、本来なら安心して過ごせるはずの家庭で安心できなかった結果、人間関係や感情面でさまざまな問題を抱えやすくなります。
アダルトチルドレンによく見られる特徴として、
- 自己肯定感が低い
- 人間関係が極端になりやすい
- 感情表現が苦手
- 他人との適切な距離感がわからない
- 親との共依存から抜け出せない
- 被害者意識が強い
- 責任転嫁しやすい
などがあります。
夫を見ていて感じるのは、精神的な未成熟さです。
問題が起きても解決しようとせず、まず怒り論点をずらす。
注意や指摘をされると反省するのではなく、被害者モードに入る。
怒鳴る、不機嫌になる、ミスを認めず責任転嫁する。
幼少期の虐待の影響が今も残っているのは事実だと思います。
だからといって私がその後始末をする義理はありません。
問題なのは、大人になった今も自分の問題と向き合おうとしないことです。
本来なら怒りが向かうのはこの人の実母のはずですが、実際にやっていることは、自分を支えている人への攻撃。
この人は、
「母親が悪い」
ではなく、
「自分はかわいそう」
という世界で生きています。
そして、自分がみじめなのは妻のせい。
自分が不幸なのは妻のせい。
自分が怒るのは妻のせい。
そうやって責任を外に向け続けている限り、同じ問題は何度でも繰り返されます。
→(内部リンク:アダルトチルドレンの男性の特徴とは?「俺はかわいそう」が口癖の夫
幼少期の虐待と脳への影響
幼少期の虐待は、脳の発達に影響を与えることがあると言われています。
特に感情を処理する扁桃体や、衝動を抑えたり理性的な判断をしたりする前頭前野に影響が出る場合があります。
その結果、
・感情のコントロールが苦手になる
・怒りが爆発しやすくなる
・衝動的な行動をとりやすくなる
といった問題が現れることがあります。
夫はキレて爆発すると視野が狭くなり、自分の怒りをぶつけることを優先します。
私傷つくかどうかなんて1ミリも何も考えてません。
私は精神科医ではないので診断はできませんが、夫を見ていると幼少期の虐待が今の言動に影響していると強く感じます。
それでも、その被害を私が受け続ける理由にはなりません。
→(内部リンク:虐待で脳は萎縮する?キレやすい大人になる理由【モラハラとの関係】)
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)とコバートNPD
世間一般で「自己愛性パーソナリティ障害(NPD)」というと、
「俺様タイプ」
「自信満々」
というようなタイプをイメージするかもしれません。
一般的に知られているNPDの特徴には、
- あからさまに「俺は偉い」という態度を取る
- 自慢話が多く、常に主役でいたがる
- 人を見下したり、傲慢な態度が表に出る
といったものがあります。
しかし実際には、自己愛性パーソナリティ障害にはもう一つのタイプがあると言われています。
それが、一見おとなしく見える「隠れ自己愛性パーソナリティ障害(コバートNPD)」です。
コバートNPDの特徴として、
- 表面上はネガティブで自信がなさそうに見える
- 被害者意識が強い
- 批判や否定に過敏に反応する
- 承認欲求が強い
- 常に愛情や賞賛を求める
- 他人の気持ちよりも自分の感情を優先しやすい
といった傾向があります。
私は精神科医ではないので診断はできませんが、コバートNPDという概念を知ったとき、「これ夫では?」と思いました。
夫は根暗でネガティブなのに承認欲求だけは異常に強い。
「俺って良い旦那?」
「俺がいなくて寂しかった?」
「これでも俺のこと愛してる?」
と何度も確認してきます。
数時間外出しただけで異常なほど甘えてくる、不機嫌になる、愛情表現を返さないとブチ切れる。
「俺は良い人だよね?」
「俺を愛してるよね?」
「俺は君にとって特別な人だよね?」
を延々と確認してくる。
愛情確認というより、「俺を肯定しろ」「俺を安心させろ」という要求です。
私からすると、尋問や強要、脅しにしか聞こえません。
→(内部リンク:隠れナルシスト男の特徴|外ではいい人、家ではモラハラ「コバートNPD」とは?)
このタイプの厄介なところは、一見すると「かわいそうな人」「自信がない人」「寂しがり屋な人」に見えることです。
そのため周囲から問題視されにくく、共感力の高い人ほど巻き込まれやすい傾向があります。
実際に相談しても、
「かわいい旦那さんじゃん」
「愛されてるだけでしょ」
「それってノロケ?」
「あなたも悪いんじゃない?」
と言われ、周りには理解されないことが多いです。
→(内部リンク:モラハラを相談したら傷ついた|それはセカンドレイプかもしれない)
境界性パーソナリティ障害(BPD)
境界性パーソナリティ障害(BPD)は、感情の起伏が激しく、人間関係が極端に不安定になりやすいとされるパーソナリティ障害です。
見捨てられることへの強い不安や、相手を理想化したかと思えば少しのことで強く否定すること、怒りをコントロールしにくいことなどが特徴です。
私が調べた限りでは、
- 見捨てられ不安
- 理想化とこき下ろし
- 激しい怒り
- 「離婚する」「死ぬ」といった試し行動
など、多くの特徴が夫にあてはまっています。
一方で、自傷行為や慢性的な空虚感については、当てはまりません。
私の夫は診断を受けていないので断言はできませんが、境界性パーソナリティ障害の特徴に重なる部分が多いと感じています。
夫の「見捨てられ不安」や「試し行動」については、こちらの記事で詳しく書いています。
ガスライティング
ガスライティングって聞いたことありますか?
「ガスライティング」という言葉は海外では比較的有名ですが、日本ではまだ知らない人も多いと思います。
嘘や矛盾した発言を繰り返し、
「お前の記憶違いだろ」
「お前が神経質すぎるんだよ」
と相手の認識を揺さぶる心理的DVのひとつです。
殴る蹴るの暴力ではないからこそ周囲にも気づかれにくく、被害者本人ですら気づかないことがあります。
例えば、
- そんなこと言ってない
- 覚えてない
- お前の記憶がおかしい
- 気のせいだ
- 被害妄想だ
これを繰り返し妻に言い続ける。
すると、
「私が悪いのかな」
「私の記憶が間違っているのかな」
と、自分の感覚や判断に自信が持てなくなっていきます。
私の場合、夫の言葉を最初から信じたわけではありません。
むしろ「夫の言っていることは何かおかしい」と感じていました。
ただ、自分原因論が強い性格なので、
「私にも原因があるのではないか」
「私の伝え方が悪いのではないか」
と何年も考え続けていました。
人って怖いもので、何度も何度も同じ言葉や思考や感情を繰り返すとその通りになっていきます。
私は長い間、夫には違和感をもちつつも、自分が悪いと思い続けていたんです。
でも「ガスライティング」という言葉と、夫のやっていることがつながったとき、腑に落ちました。
頭がおかしいのは私ではありませんでした。
「お前がおかしい」
と言い続けていた人の方でした。
→(内部リンク:ガスライティングとは?被害者が自分を疑うようになる心理操作を解説)
ダブルバインド
ダブルバインドとは、どちらを選んでも責められる、逃げ道のないコミュニケーションのことです。
例えば、
- 「本音を言って」と言われて本音を言うと怒られる
- 「なんでも相談して」と言われて相談すると否定される
- 「自由にしていい」と言われて自由にすると責められる
などです。
私の夫もよくこれをやります。
「なんで黙ってる?話し合おう」
と言うので話すと、
「俺を責めて楽しいか?」
とキレる。
「責めてない」と事実を説明しようとすると、
「お前は俺が悪いって言いたいんだろ!」
「悪いのはお前だろ!!!」
とさらに怒鳴り散らす。
結局、夫の中では最初から答えが決まっています。
それは「私が悪い」という結論です。
だから話し合いではありません。
私を責めるための時間です。
→(内部リンク:モラハラ夫のダブルバインドとは?|何を言っても私が悪くなる無限ループ地獄
間欠性爆発性障害(IED)
いきなりむずかしい言葉がでてきましたね。
間欠性(かんけつせい)爆発性障害とは、些細な出来事に対して激しい怒りが爆発する発作を繰り返す障害です。
間欠性爆発性障害(IED)はDSM-5に正式に記載されている疾患です。
https://en.wikipedia.org/wiki/Intermittent_explosive_disorder
- 些細なことで、突然激しくキレる
- 爆発が終わると、何事もなかったかのように急に落ち着く
- 本人も後悔することがあるのに、結局何度も繰り返す
- キレたい衝動を、自分の意志で止められない
私は精神科医ではないので診断はできませんが、これらの特徴は全て夫の行動そのものです。
夫は突然キレます。
そして一度スイッチが入ると止まりません。
さんざん怒鳴り散らし、私を限界まで追い詰めたあと、自分だけスッキリしたような顔で別の部屋へ行って寝ます。
そのあとに何事もなかったかのように振る舞う日もありますが、多くの場合は数日間不機嫌が続きます。
とはいえ、夫の場合は一日に何度もキレるので、機嫌が良い日の方が珍しいのですが(笑)
IEDの治療には薬物療法や認知行動療法があると言われています。
ただ、夫は精神科の受診そのものを拒否しているため、現実的には治療を受ける可能性は低いです。
そのため医学的な診断はありませんので「夫はIEDです」と断定することはできません。
ただ、長年観察してきた感想としては、
「単なる短気な性格」
の一言では説明できないと思っています。
→(内部リンク:間欠性爆発性障害(IED)とは?|今日も夫の機嫌ガチャが始まる)
まとめ
ここまで、モラハラ夫によく見られる特徴や言動、心理的な背景について書いてきました。
私自身も長い間、
「なぜこんなことをするんだろう」
「自己愛なのか?」
「愛着障害なのか?」
「育った環境が原因なのか?」
と考え続けてきました。
幼少期の虐待、愛着の問題、認知の歪み、アダルトチルドレン的な特徴、怒りのコントロールの問題。
他にも、生まれつきの気質や特性が関係している部分もあるかもしれない。
そういった複数の要素が複雑に絡み合って、今の夫の言動や行動につながっていると考えています。
そんな中、ひとつだけわかったことがあります。
原因が何であれ、私はそんな扱いを受けていい人間ではなかったということです。
どんな過去があったとしても、
どんな環境で育ったとしても、
どんな問題を抱えていたとしても、
怒鳴られていい理由にはなりません。
傷つけられていい理由にもなりません。
知識を身につけたことで、夫の言動を以前より冷静に見られるようにはなりました。
でも、それで苦しみが完全になくなったわけではなく、私は今も現在進行形で向き合っています。
私が3年かけてたどり着いたのは、
「夫を救う方法」
ではなく、
「夫の問題まで私が背負う必要はなかった」
「私が変われば解決する問題ではなかった」
ということです。
それに気づいた今も苦しいことはあります。
それでも、「私のせい」と思わなくなったのは大きな変化です。
ただ、そのあいだに傷ついた心と身体は、それとは別に向き合う必要がありました。
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