夫は計画性がなく、忘れ物やなくし物も多いうえに、食生活を含めた健康管理もほとんどできていません。
こうした自己管理のできなさは、本人だけの問題では済まず、一緒に暮らす私の生活にも影響してきました。
自分で起こした問題を自分で片づけられず、私が対応することも多くあります。そのうえ、怒鳴ったり、物に当たったり、人格を否定するようなことを言ったり、自分の失敗まで私のせいにすることもあります。
夫のことで、自分の時間もかなり使ってきました。
3年以上一緒に暮らしてきて、夫の生活を見ていると、単にずぼらという言葉では足りません。
この記事では、実際にどんなことが起きているのかを書いていきます。
夫の「自己管理できない」一覧
夫の自己管理のできなさは、大きく分けるとこんな感じです。
- 計画性がない・忘れ物が多い・物をなくす
予定や持ち物など、生活や行動の管理が苦手です。 - 感情のコントロールができない
怒ると怒鳴ったり、物に当たったりします。 - 言い訳が多い・他責思考
自分で失敗しても、言い訳をしたり、私のせいにしたりすることがあります。
さらに夫は普段から、人格を否定する、話をすり替える、といった言動もあります。
テーブルマナーが壊滅的
まずは食事の場面から。夫はアメリカ人ですが、ナイフとフォークがまともに使えません。
ナイフを舐める、フォークはグー握り
フォークは、グーで握ります。その握りのままステーキを刺してナイフで切ろうとします。
ソースのついたナイフは、そのまま舐めます。
アイスやソースがプラスチックの蓋についていれば、それも舐めます。
初めて見たときは、目を疑いました。小さい子どもなら許されると思います。でも夫は二十歳を超えた大人です。
服もテーブルも毎回ソースまみれ
取り皿は使いません。なくてももらうという発想がありません。料理が離れた場所にあっても、自分のほうに寄せることもしません。
遠い皿に、遠いまま口から迎えにいくので、ケチャップやソースがテーブルに落ち、必ず服にもつきます。パンくずはポロポロ落として、服にも床にも散らばります。
さらに、左手でグラスをつかんだまま、右手のフォークで食べ続けます。飲むか食べるかどちらかにすればいいのに、両方を同時に構えたまま食事が進むのです。伝わるでしょうか(笑)
この状態なので、コース料理の店には一緒に行けません。野菜が食べられないという問題もありますが、その前にテーブルマナーで私が恥ずかしくて無理です。
チェーン店のステーキ屋さんですら毎回恥ずかしい思いをしています。
「お前のせいで恥をかいた」
ここまでなら、「マナーを知らない人」の話です。
本来は親から教わるようなことですが、夫はそういう基本的なマナーをほとんど知らないまま大人になっていました。
教えられていないのだから、知らないこと自体は仕方ないと思います。知ったあとに改善していけばいいだけです。
でも夫は、教えると怒ります。
フォークの持ち方を伝えても怒る。危ないしみっともないからナイフを舐めないほうがいいよと伝えても怒る。
あるときは、ズボンからお尻の割れ目が見えていたので教えてあげたら、怒りました(笑)
私は、人前で恥をかく前に伝えたつもりでした。
ところが夫は、
「お前のせいで恥をかいた」
と言います。意味が分かりません。恥をかかせたのは私ではなく、割れ目です。
マナーを直したくないなら、それは夫の自由です。何を言っても怒られるので、私はもう教えるのをやめました。
なくす、忘れる、また買う
次は、なくし物と忘れ物です。これもかなりひどいです。
夫は、物をなくします。眼鏡は3年間でおそらく10本近く。2万円ほどするイヤフォンも2回以上。
財布はしょっちゅう置き忘れ、帽子は忘れるたびに店員さんが追いかけてきます。しかも、届けてもらってもお礼を言いません。
安い物なら気にしないのかと思えば、高い物でも同じです。値段に関係なく、なくします。
物をなくすことくらい、誰にでもあります。私もそれだけなら何とも思いません。
しかし夫は、
「次は気をつけよう」
と、なくさないために何か工夫することを一切しません。
置き場所を決めるでも、出るときに確認する癖をつけるでもなく、また同じようになくして、また買います。
職場でIDカードをなくして、八つ当たりされた話
なくすのは、眼鏡やイヤホンだけではありません。夫は軍で働いていた頃、軍のIDカードまでなくしたことがあります。
しかも、なくしたのはその一度だけではなく、月に1回以上はIDカードを家に忘れたまま職場に行っていました。
軍のIDカードは、ただの社員証のようなものではありません。身分証として使うだけでなく、基地や管理区域への入退場、軍のコンピュータやシステムへのアクセスにも使われるカードです。紛失すれば所属先への報告が必要で、再発行にも正式な手続きがあります。
参考:Common Access Card(CAC)|U.S. Department of Defense(米軍の身分証・基地やシステムへのアクセスに使うカード)
そんな物までなくしたのか、と私は驚きました。夫は上司にかなり怒られ、勤務中に2時間ほどIDカードを探したそうです。
そのあと、夫は上司への文句をメールで延々と私に送ってきました。そして、しまいには私にまで八つ当たりしました。
計画性がない
次は計画性です。これも、「ない」では足りないレベルなので、実例を二つ書きます。
引っ越し事件。探す私、キレる夫
夫の都合で、引っ越しが必要になったことがありました。しかも、1年前から決まっていた話です。
半年前に「家、探さなくていいの?」と聞くと、「探す探す」と不機嫌に言うだけで何もしませんでした。
3ヶ月前にもう一度聞くと、今度は怒鳴られました。大事な引っ越しなのにギリギリまで何もしない。こちらから声をかければ怒る。私はここで、さすがにありえないと思いました。
日本語が分からなくても、英語で探せるサイトはあります。翻訳機能も使えます。同じような引っ越しを経験した職場の人に聞くこともできます。私に「手伝ってほしい」と頼むことだってできました。
でも夫は、どれもしませんでした。
「ていうか、自分都合の引っ越しだよね?」
しかもこのとき、夫が暴れた夜に割れたガラスを踏んで縫った傷が、まだ治りかけの状態でした。その足で、3日間、朝から晩まで不動産屋を回りました。
その間、夫は家が見つからないことにキレていました。私に。
私が県外で家を探している最中にまたいつものようにキレて「離婚する」と言い出し、今度はパスポートが見つからないと大使館に電話。
「アメリカに帰る!!!」
と電話の向こうで叫んでいました。
家には猫もいるのに、家を飛び出してホテルに泊まろうとまでして。
ちなみにパスポートは、そのへんにありました。
自分の都合の引っ越しで、探すのは私、歩くのも私、キレるのは夫。夫は家でイスに座ってビデオゲーム。
今思い出しても、
「やっぱり人として終わってるな」
と思います。
足を縫った夜のことと、「離婚する」と騒いだときのことは、こちらの記事に書いています。
旅行でも「お前が決めろ」で全部人任せ
夫が、自分の誕生日に1週間旅行したいと言ったことがあります。
行きたがっていた野球の試合があったので、私はそのチケットを誕生日プレゼントにしました。
夫が行きたいと言った旅行だったので、誕生日でもあるし、行きたい場所があるならそこに付き合おうと思っていました。
私は一人旅でも、事前に細かく予定を決めず、現地で行き先を決めることがよくあります。なので、旅行前にほかの予定が決まっていないこと自体は気になりませんでした。
ところが現地に着いても、夫は何もしませんでした。
普段は朝から晩までスマホを触っているのに、Googleマップすら開かず、私が次に何をするのか待っているだけ。
私は旅行先では、美術館や博物館、歴史のある建物を回るのが好きです。その場所にも何度か行ったことがありました。
でも今回は夫の誕生日です。私の行きたい場所に付き合わせるつもりはありませんでした。夫も興味があるなら一緒に行けばいいし、興味がないなら無理に行く必要もありません。
夫が自分から行きたいと言ったのは、野球くらいでした。だったら、野球を見るだけの旅行でも私は全然よかったんです。
それなのに、夫が、
「1週間行きたい」
と言った旅行で、ほかに何をするかは全部
「お前が決めろ」。
正直、
「じゃあなんで1週間にしたの?」
と思いました。
行き先だけでなく、食事を決めるのも毎回私。夫は野菜をほとんど食べないので、焼肉、とんかつ、ファストフードなど、夫が食べられる店が中心になりました。
旅行中も、結局ほとんどそういう店に行きました。
「ここはどう?」
「この店なら食べられそう?」
と聞きながら決めようとしましたが、夫は、
「うん」
「俺はわからない」
「選んでいいよ」
「お前が決めろ」
と返すだけ。
食べられるものが限られているなら、
「ここなら食べられる」
と自分から言えばいいのに、それすら言いません。行く場所も食べ物も私が全部決めるのが前提です。
私がGoogleマップを見ながら行き方に迷っても、一緒に調べることはありません。
ただ横で、スマホでゲームをしながら私が動くのを待っています。
野球観戦以外に何もしたくないなら、なぜ1週間行きたかったのか、全く理解できません。
正直、「一人で行けよ」と思いました。
しかも夫は、旅行先でも些細なことでキレました。外で怒鳴り始めたときは、夫を置いて一人でAirbnbに戻りました。
宿までは電車でそれなりに距離がありましたが、夫はそのあと普通に一人で電車に乗って帰ってきました。
「Googleマップ、使えるじゃん」
と思いました。
しかも宿に戻ってからもキレ散らかし、Airbnbのキッチンにあった包丁を持ち出しました。
「死ぬ」というようなことを言いながら腕を切っていましたが、傷はかすり傷程度。明らかに加減しながら切っていました。
そのあと、今度はいきなり遺書まで書き始めました。
以前は、本当に死ぬんじゃないかと思って、なんども必死で止めていました。
でも夫はこうやって「死ぬ」と騒いで、私に構ってもらおうとすることがあります。
私は完全に、構ってもらうためのハッタリとして受け取っています。このときも、「また始まった」くらいの感覚でした。
「死ぬ」と騒ぐ、包丁、自殺をほのめかす行動の詳しい経緯:「モラハラ夫が『離婚する』と言ってくる理由→死ぬ詐欺・警察沙汰まで実体験」
精神科を勧めたこともあります。でも夫は受診を嫌がり、
「俺は正常だ!」
と怒鳴って拒否しました。本人が行く気がない以上、私が無理やり連れて行くこともできません。
精神科を勧めても拒否したことや、発達特性を疑った理由:「モラハラか発達障害か|診断なしでも夫がグレーゾーンだと思う理由」
1週間の間ずっと、夫は些細なことでキレて、旅行は台無し。マシな日は1日もありませんでした。
夫と旅行したのは、後にも先にもこの1回だけです。
食生活も壊滅的
次は食生活です。
夫は食べられない物がかなり多いうえに、体調に問題が出ても食生活をほとんど変えません。
身体に不調があっても、何一つ変えない
夫と知り合った頃は、水の代わりにコーラを飲んでいて、多いときは2リットルのボトルを3本、1日6リットルほど飲んでいました(さすがに今はその量はやめましたが)。
野菜は一切食べません。食べるのは、ファストフード、スナック菓子、チョコレート、ケーキ、野菜なしのピザ、パスタ、味の濃い肉料理が中心です。
これを書いている時点で、服のサイズは4L。身長は170cmほどで、軍を辞めてから1年で服のサイズが2つ上がりました。体重はわかりません。
下痢と便秘を繰り返し、片頭痛もあります。それでも、食べる物や量をほとんど変えません。
ニコチンの強いタバコもやめず、やめない理由は「かっこいいから」だそうです。
気持ち悪すぎる。
最初のころは、私も心配して何度も声をかけていました。でも、そのたびにキレられました。
今はもう、食生活について何も言いません。何を食べるかも、タバコをやめるかどうかも、夫自身が決めることだと思っています。
ちなみに、夫は歯磨きもほとんどしません。半年くらい磨かないことも普通にあります。
食事とメンタルの関係
食生活と気分やメンタルヘルスとの関連を調べた研究もあります。
Harvard Healthでは、精製糖の多い食事と脳機能の低下や気分障害の症状悪化との関連、腸内環境と気分とのつながりなどが紹介されています。
また、地中海食や伝統的な日本食のように、野菜・果物・未精製の穀物・魚を多く含む食事をしている人では、典型的な西洋型の食事をしている人より、うつ病のリスクが低かったという研究も紹介されています。
私はもともと料理が好きで、夫の食事は出会った頃から今までほとんど手作りです。最初の2年ほどは、家で作る食事もかなり気をつけていて、添加物を避けたり、小麦粉や肉、バターまで選んだりしていました。
それでも、夫が怒鳴ることは減りませんでした。
今はそこまでこだわらず、普通に手作りしています。夫がそれ以外に何を食べるかは、本人に任せています。
外では「天然な人」に見えることもある
外から見れば、帽子や鍵を忘れて店員さんに追いかけられたり、服にソースをつけたりする夫は、
「天然な人」
「おっちょこちょいな人」
に見えるかもしれません。
夫婦関係が良かったら、
「もう、また忘れてる(笑)」
くらいで笑っていたと思います。
でも夫は、教えても怒るし、気をつけたほうがいいよと声をかけてもキレて怒鳴るレベルです。
そんなことが何度もあって、今はもう、帽子を忘れても服を汚しても放っておきます。
夫の育った家庭を見て思うこと
夫の生活習慣を見ていると、育った家庭の影響を感じることがあります。
まず、テーブルマナー。前にも書いた通り、夫は基本的なマナーをほとんど知りません。
夫から聞いた話では、母親はピザを凍ったまま食べることがあるそうです。
それだけではありません。夫から聞いた話では、母親はストローの紙や洋服の糸くず、噛んだ爪や切った爪まで食べるそうです。そして夫も、同じように食べていました。
初めて見たときは、ゾッとしました。食べ物ではないことは、夫も分かっています。
それでも食べていて、理由を聞くと「母親も食べてたから」と言います。
これはさすがに、キレられようが「やめて」と言い続けました。
食べ物ではないものを継続的に食べる「異食症」というものもあります。
ただ、夫も母親も診断を受けているわけではないので、ここでは実際に見聞きしたことだけを書いておきます。
夫の母親については、夫からこれまで聞いてきた話や、実際の親子のやり取りを見てきた中で、かなり過干渉だったと私は考えています。
心理学の研究では、親の養育行動について、「意思の尊重」「過干渉」「厳しい叱責・体罰」など、それぞれ異なる側面から検討されています。過干渉は、親中心の否定的な養育行動の一つとして扱われています。
参考:伊藤大幸ほか(2014)「肯定的・否定的養育行動尺度の開発:因子構造および構成概念妥当性の検証」|発達心理学研究
夫が子どものころ、母親は友達の前でも夫を怒鳴り散らしていたそうです。さらに、夫が友達と遊びに行かなくなるように、スマホやゲーム、お菓子などを好きなだけ買い与えていたと夫から聞いています。
私が夫と母親のやり取りを見ていても、「そこまで口を出すの?」と思うことは何度もありました。
その一方で、歯磨きや食生活、食べ物ではない物を口にしないこと、人との関わり方など、日常生活の基本的な部分はかなり抜けたままだったようです。料理やテーブルマナーもその一つです。
こうした家庭環境が、今の夫にどこまで影響しているのかは分かりません。
でも、もう大人です。怒鳴る、物に当たる、人格を否定する。どれもやってはいけないことです。
また、夫を見ていて何かしらの発達特性があるのではないかと考えたこともあります。その理由はこちらの記事に書いています。
改善しようとしない夫に、もう期待していない
私が死にたいほどつらかったのは、夫の力になろうとして何度も協力してきたのに、八つ当たりされたり、理不尽にキレられることが毎日何度もあったことです。
今思えば、私もやりすぎだったと思います。でも当時は夫のことが好きだったし、困っているなら力になりたいと思っていました。
今でも、役所の手続きやビザ、公共料金、税金など、生活に必要なことは全て私がやっています。
ただ、帽子を忘れた、服を汚した、自分の物をなくした、というような、放っておいても私の生活に直接影響しないことには、もう口を出しません。
何度協力しても、結局は怒られたり八つ当たりされたりする。その生活を何年も続けて、夫のこういう部分についてはもう諦めています。


