【悲報】モラハラ夫、セラピーに通う。結果→何も変わらず

私と知り合ったころ、夫は母親から受けてきた虐待や、当時も続いていた母親との関係に悩み、セラピーに通っていました。

そして付き合って1〜2か月もしないうちに、夫は私に怒鳴ったり、人格を否定したりするようになりました。

だったらその時点で別れろよ、という話なんですが、当時の私は、夫も過去のことで傷ついているんだろうと思っていました。

夫の悪いところだけで判断せず、いいところも見ようとしていました。

いや、今思えば「いいところを見ようとしていた」というより、私もだいぶバカだったと思います。

そして、このセラピーが終わったあと、夫はなんと別のセラピーにも通うことになります。

しかし、怖いのはここから。

夫はセラピーに通っても、私への怒鳴りや人格否定は一切変わりませんでした。

じゃあ、なんで夫は変わらなかったのか。

夫はセラピーで一体何をしていたのか。

そんなことを書いていきます。

目次

夫が受けていたセラピーの経緯

夫が最初にセラピーを受け始めたのは私と知り合う前で、当時の職場の制度を使った対面のセラピーに、およそ1年間通っていました。

私と知り合ったのはその途中でしたが、夫の退職にともなってセラピーは終了しました。

数か月空いたあと、今度は私がオンラインセラピーの存在を夫に話し、

「もう一度セラピーを受けてみたら?」

と提案しました。

すると夫もかなり乗り気で「受けたい」と言い、今度はオンラインで別のセラピストに相談することになりました。こちらも約1年続きました。

どちらも夫が嫌がって無理やり通っていたわけではなく、セラピストとの相性も悪くなかったようで、休みたがることもなく自分から続けていました。

セラピーで話すのは、ほとんど親のことだった

私はセッションに同席したことはありませんが、夫は毎回、自分が何を話してセラピストに何を言われたのか、聞いてもいないのに全部話してきました。

そのため、夫がセラピーで何を話していたのかはかなり詳しく知っています。

1回目は、母親との関係について相談していた

最初のセラピーで夫が話していたのは、母親との関係でした。

夫によると、セラピストからも「母親との関係がトラウマになっている可能性がある」と言われたそうです。

親から傷つけられたと思っているなら、そこをセラピーで扱うこと自体は何も問題ありません。

私も、夫が自分の傷や生きづらさと向き合うことは応援していました。

2回目は、私への暴言についても話すはずだった

2回目のセラピーを提案したとき、私は夫に、

「私にこんなに怒ったり暴言を吐いたりするのも、母親との関係が影響しているかもしれないから、それもセラピーで話してみたら?」

と伝えました。

夫も「うん」と言っていました。

当時の私は、夫が私にここまで攻撃的になるのも、親から受けた虐待の傷が影響しているとかなり強く思っていました。

私自身も母親に虐待されて育ち、それが人間関係や自分の行動に影響していると感じていた時期がありました。

そこから自分の傷と向き合ってきた経験があったので、夫も同じように向き合えば変われると思っていたんです。

ところが、2回目のセラピーでも夫から聞かされるのは、結局ほとんど親の話でした。

私への言動について夫がセラピストに伝えていたのは、

「妻にすぐ怒ってしまう」

その程度です。

実際には、家で私に怒鳴り、人格を否定し、物に当たることまでしていたのに、その中身も頻度も深刻さも話していませんでした。

親のことを話すのはいいんです。本人が傷ついているなら、そこには向き合った方がいいと思っています。

でも、目の前の妻に怒鳴って人格を否定しているなら、それもそのまま話せよ。

なんのためのセラピーだよ。

もし夫が家で実際にやっていることをそのまま伝えていたら、私は、親のトラウマ以前に

「まず奥さんへの暴言や精神的DVをやめましょう」

という話にもなっていたと思います。

でも夫が伝えたのは、「妻にすぐ怒ってしまう」だけ。

そりゃ、親の虐待で苦しんでいて、妻には少し怒りっぽい人くらいにしか伝わらんわ。

アドバイスをもらっても、何もしないまま次の週

夫のセラピーは週1回、1時間で、毎回、怒りが湧いたときの対処法や考え方の整理、親との向き合い方など、何かしらのアドバイスをもらっていました。

そして例のごとく、それを全部私に報告してきました。

では、次のセラピーまでの1週間で、夫がそのアドバイスを実行した回数は何回だったのか。

ゼロです。

言われたことを、一度もやらない

何かを試している様子も、意識している気配もないまま、次の週になり、またセラピーを受けて、またアドバイスをもらって帰ってくる。この繰り返しでした。

野球で例えると、週に1時間コーチに教わって、自主練を一切しないまま、また次の週にコーチのところへ行くようなものです。

セラピーは週1時間。残りの167時間は日常生活です。

この167時間は、自分で自分を変える練習をしないといけないんです。

私に怒鳴ったり、暴言を吐いたり、物に当たったりすることは繰り返すのに、自分の行動を変えようとはしない。

私への接し方だけではありません。

あれだけ苦しんでいると言っていた親との関係についても、考え方や行動を変えようとしている様子はありませんでした。

セラピーで話して、アドバイスをもらって、また次の週。

これでは週1回の壁打ちです。

何か試していれば、「ここがうまくいかなかった」「これはできた」と、翌週またその続きを相談できます。

でも夫は何もしない。だから何も変わらない。問題も解決していないし、何かを乗り越えようと努力したわけでもない。結局、翌週もまた先週と同じ話をして終わりです。

もう、セラピーというよりキャバクラです。

いくら通っても、日常で何もしないなら何も変わらない。

もう、そりゃダメだろと思いました。

そもそも夫は毎日、タダで私のセッションを受けているようなものだった

私は以前、カウンセリングとコーチングを仕事にしていました。

もちろん、普段の私は夫のカウンセラーでもコーチでもありません。

ただ夫は、母親のこと、自分が傷ついたこと、腹が立ったことを毎日のように私に話してきました。

私はそのたびに話を聞き、

「それを言われたとき、どう感じた?」

「何が一番つらかった?」

「なんでそこまで腹が立ったと思う?」

「そのとき、本当はどうしてほしかった?」

と一緒に気持ちを整理したり、

「じゃあ、これからどうなりたいの?」

「次はどうしてみる?」

と聞いたり、自分が知っている方法を伝えたりしていました。

はっきり言って、夫は毎日タダで私のセッションを受けているようなものでした。

セラピー直後だけ、別人になる

もう一つ、書いておきたいことがあります。セラピーから戻った直後の夫は、まるで別人でした。

私を抱きしめて、

「これまで本当にごめん」

「俺は変わるから」

と、まるで生まれ変わったかのように語るのです。

毎週、この茶番劇が繰り返されました。

正直、

「演技だとしたら三流だな」

と白けて見ている自分がいました。

でもセラピーを受け始めたころは、

「今回は本当かもしれない」

と一瞬思ったこともあります。

冷めて見ている自分と、それでも信じたい自分が両方いました。

セラピー直後だけは、謝る、優しくなる、「変わる」と言う。

でも、その状態は長くても翌日まででした。

早いときは、セラピーが終わって1時間後には、もういつもの夫に戻っていました。

何度か繰り返されて、分かったことがあります。あれは変化ではありません。

私自身、カウンセリングやコーチングを学んだり、自分に試したりする中で、似たような感覚になったことがあります。

感情を吐き出したり、新しい考え方を知った直後って、妙にスッキリして、

「分かった。今度こそ変われる」

みたいな気持ちになるんです。

でも、そのときは何でもできそうな気がしても、次の日になると普通に元に戻る。私自身、そんなことは何度もありました。

夫も、セラピー直後はそんな状態だったんじゃないかと私は思っています。

セラピーは、どう終わったのか

2回目のオンラインセラピーは、夫が「もう大丈夫」となって終わったわけではありません。

むしろ、最後はちょっと変な終わり方をしました。

「ここを通さず、個人的にやり取りしよう」

ある日、セラピストが夫に、

「プラットフォームを通さず、個人的にやり取りしないか」

と提案してきました。

運営会社の規約では禁止されている行為でした。

夫は特に疑うこともなく了承しようとしていたので、私が止めました。

正直に言うと、このセラピーで夫に明らかな変化が出ていたなら、私は規約違反だと分かっていても迷ったかもしれません。

でも、ここまで書いてきた通り、夫はアドバイスをもらっても何もしない。

セラピー直後だけ「俺はこれから変わる」と言って、早ければ1時間後には元通り。

その状態で、わざわざ運営会社を通さない個人契約に切り替える理由が、私にはありませんでした。

しかも夫はセラピストをかなり信頼していて、この提案にもほとんど警戒していませんでした。

私はそこで、

「いや、それはやめたほうがいい」

と止めました。

そして、夫のオンラインセラピーはここで終わりました。

このセラピストには、正直思うところがあった

2ヶ月で1200ドル。内容は、私が言っていたことと同じ

正直に書くと、夫がこのセラピストのもとに数か月通ったころから、私は少し思うところがありました。

セッションの内容を聞くたびに、

「それ、私がいつも言ってることと同じじゃん」

と思うことが増え、実際、夫にも何度もそう言っています。

料金は2ヶ月で1200ドル。当時のレートで18万〜19万円です。

私が普段夫に言っていたことと、ほぼ同じ内容に2ヶ月で18万〜19万円。

その金、私にくれよ(笑)

それ以上に引っかかっていたのは、夫が何か月通っても変わっていないのに、毎週ほとんど同じような流れが続いていたことです。

相手に変化がなければ、

「どうして進まないんだろう」

と考えて、何が引っかかっているのか、変わりたくない何かがあるのかを聞きながら、次にどうするかを一緒に考えていくと思います。

夫が何もしなかったことが一番大きいとは思いますが、何か月も同じ状態が続いていたことには、私も疑問が残りました。

金の無駄すぎる。

セラピストを変えれば、夫は変わったのか

ここまで読むと、

「そのセラピストが良くなかっただけでは?」

と思う人もいるかもしれません。

だからといって、もっと腕のいいセラピストだったら夫が変わったのかと聞かれたら、私はそうは思いません。

怒鳴るのをやめてほしいことは、私が毎日本人に言っていました。

それでもやめなかった人が、セラピストに同じことを指摘されたからといって変わったのかは、かなり疑問です。

むしろ、もしセラピストから、

「あなたが奥さんにしていることは精神的DVです。やめる必要があります」

とはっきり指摘されていたら、夫はそこでセラピーをやめたと思います。

夫の普段の反応を見ていると、

「このセラピストは俺を分かってくれない」

「なんで妻の味方をするんだ」

となったと思います。

実際、警察を呼ばれたときでさえ、夫は自分が怒鳴ったことではなく、私が悪いという説明をしていました。

これは私とのことに限りません。夫は何か問題が起きると、まず誰かのせいにする。

自分が何をしたのかを振り返ることはありません。

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