怒鳴る夫を黙らせる方法、静かにさせる方法はあるのでしょうか。
「どうしたらこの怒鳴り声は止まるんだろう」
「この声を聴くたびに、精神的に疲れる」
毎日のように止まない怒鳴り声で、私の神経はすり減っていく一方でした。
それでも、怒鳴る夫を落ち着かせるために、落ち着くまで待つ、話を聞く、機嫌を取る、その場を離れる、謝る、黙って耐える、と思いつく限りのことは試したと思います。
一時的に静かになることはありました。でもそれは、次の怒鳴り声が来るまでの休憩時間でしかありませんでした。
この記事では、私が夫を静かにさせるために試したことと、その結果どうなったのかを書いていきます。
夫を黙らせる方法を探し続けた
夫は、一度怒り始めると怒鳴り声や暴言が止まらなくなります。
それも年に1度などではありません。毎日何度も繰り返されます。
最初は「私の伝え方が悪かったのかもしれない」と考えていました。
でも、何度経験しても分からないのです。
「今日は何を言えば怒鳴られないのか」
「どうすれば落ち着くのか」
「何をすれば、この時間を終わらせられるのか」
最初の頃は、夫が落ち着けば話し合いができるとも思っていました。
でも、同じことを何百回も繰り返すうちに、そんな考えは完全に消えました。
怒鳴り声が始まった瞬間に頭にあるのは「うるさい」だけ。
近所にまた警察を呼ばれたくない。物を壊されたくない。とにかく今、この怒鳴り声だけでも止まってほしい。
だから私は、夫が落ち着くと言われる方法や、自分で思いつく方法を一つずつ試していきました。
怒鳴るモラハラ夫を黙らせる方法を試した
「これをすれば落ち着くかもしれない」
そう思って、私は思いつく限りのことを試しました。
その場でできることから、時間をかけて試すものまで、本当にいろいろやりました。
まず、ここでは私が夫を落ち着かせるために試した方法を書いていきます。
落ち着くまで待つ
怒っている最中に話をしても逆効果だと思い、まずは落ち着くまで待ちました。
怒りが収まってからなら話せるかもしれないと思ったからです。
介抱して落ち着かせる
怒りで我を失っている夫に、水を飲ませたり、深呼吸を促したり、本人が求めればハグをしたり。愛情でも仲直りでもありません。とにかく静かにさせるための手段として、やれることは全部やりました。
最後まで話を聞く
怒鳴っている最中でも夫は自分が正しいと主張してきます。途中で反論せず、まずは夫の話を最後まで聞くようにしました。
「話を聞いてもらえた」と感じれば、怒りも収まるかもしれないと思ったからです。
機嫌を取る
夫が少しだけ落ち着いたときなどは刺激しないように言葉を選び、気を遣いました。
ハグやキスを求められれば応じ、それ以上のことにも応じました。
怒鳴られるくらいなら、その場だけでも穏便に済ませたいと思っていたからです。
その場を離れる
話し合いにならないと感じたときは、その場から離れることもありました。
お互いに冷静になる時間が必要だと思ったからです。
謝る
私に非があるとは思っていなくても、「ごめんね」と謝ったこともあります。
ただただその場を終わらせたかったからです。
黙って耐える
何を言っても悪化するだけだと思い、何も言わずに耐えることもありました。
これまで試した方法の中でも、黙って耐える時間が長かったように感じます。
なぜなら夫は、一度怒りのスイッチが入ると、何も目に入らない、聞こえない、そういう状態になるからです。
なだめる、謝る、離れる、耐える。どれが効くかは日によって違い、効いたとしても少し早く静かになる程度でした。「これをすれば収まる」という特効薬は、この夫にはありません。
その場その場で、できることを全部やっていました。黙って耐えるのも、その一つです。
一度は静かになるのに、また繰り返す
先ほど挙げた方法で、夫がその場では落ち着くこともありました。といっても、そのほとんどは、キレ始めてからしばらく経って、私が疲れ切ったころの話です。
少し落ち着きを取り戻した夫は、謝ってくることもあります。泣きながら謝ってきたことも、数えるほどですがあります。
そして毎日のように、5分おきに「I love you」と言ってくるのです。
私が「I love you too」と返さなければ、再びキレます。正直、気持ち悪いです。
長い間精神的DVをしておいて、私がまだ夫を愛しているわけがないのに。
罪悪感があるのかないのか、優しく接してくる日もあります。最初の2年くらいは、そのたびに期待してしまった自分がいました。
「今度こそ分かってくれたのかもしれない」
「今回は本当に変わるかもしれない」
そう思って、もう一度向き合ってみようと考えます。
でも、それは長く続きません。数時間後か、数日後。また同じように怒鳴り、人格を否定し、暴言を吐く。
夫が落ち着いているときに「やめてほしい」と伝えれば、謝ることも、優しくなることもありました。
それでも長くは続かず、また怒鳴る。この繰り返しです。
私が試した方法はどれも、「その場を終わらせる」ことはできても、「怒鳴らなくなる」ことにはつながりませんでした。
なぜ何をしても変わらなかったのか
最初の2年くらいは、いつか変わるかもしれないという淡い期待を持っていました。でもその後は、そしてこれを書いている今も、夫が変わるかもという期待はゼロです。
それでもまだ一緒にいるのは、いつでも動けるように準備をしている段階だからです。離婚はいつかするかもしれませんが、今はとにかく準備を進めています。
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では、なぜ期待がゼロになったのか。3年半の間、私が夫に伝え続けても、まったく届かなかったからです。
私が夫に伝え続けていたのは、「怒鳴る理由があること」と「怒鳴っていいこと」は別だ、ということです。
誰でも腹が立つことはあります。それはいいんです。
でも、だからといって怒鳴ったり、人格を否定したり、暴れたりしていい理由にはなりません。
ただ、これが伝わらない理由を、私は長い間勘違いしていました。伝え方の問題だと思っていたのです。
でも本当の理由は別のところにありました。夫にとっての問題は「私が怒らせるようなことを言うこと」であって、自分が怒鳴ることではなかったのです。
つまり、こういうことです。
私は、
「まず怒鳴るのをやめてほしい」
「怒鳴らなくても会話はできる」
と伝えたい。
でも夫は、
「お前が俺を怒らせなければいい」
と考えている。二人が問題にしているものが、最初から別々でした。
だから、どれだけ優しく伝えても、なだめても、機嫌を取っても、謝っても、その場を離れても、話し合っても、セラピーを受けても、根本的には何も変わりませんでした。
人は、自分が問題だと思っていないことを、自分から直そうとはしません。そして夫は、怒鳴ることも人格否定も、精神的DVだとまったく思っていないのです。
もしそれがいけないことだと自覚していたら、とっくにやめていると思います。
黙らせる方法は見つからなかった
正直に言うと、この記事のタイトルに「黙らせる」と入れたのは、当時の私がまさにその言葉で検索していたからです。
でも、私が望んでいたのは、夫を黙らせることでも変えることでもありません。怒鳴ること、暴言、人格否定をやめてほしかった。
方法を探していた間、私はずっと自分を責め続けていました。
「言い方が悪かったのかも」
「タイミングが悪かったのかも」
「私の何かが悪いんだろうけど、それが何なのか分からない」
夫にどこがいけなかったのかを聞いたことも何度もあります。でも返ってくるのは「お前が悪い」の一点張りで、何がどう悪いのかを具体的に教えてくれたことは一度もありません。
この記事を読んでいるということは、あなたも今、黙らせる方法を探しているのだと思います。もしそうなら、一つだけ考えてみてください。
あなたの夫は、怒鳴ることを「自分の問題」だと思っていますか。それとも「怒らせるお前の問題」だと思っていますか。
前者なら、話し合える余地があるかもしれません。後者だった私の夫には、何を試しても効きませんでした。自分にできることはすべてやって、専門家にも頼った上での結果です。
→ モラハラ夫はセラピーで変われるのか?2年間見て私が出した結論
3年半、夫を観察し続けた私の答えは、「探しても見つからないものは、最初からない」でした(笑)
だからいま私は、黙らせる方法ではなく、自分がいつでも動けるための準備に時間を使っています。
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