- 誰かに相談したら「なんで別れないの?」と言われた
- 友人に話したら夫の味方をされた
- 専門家に相談したのに話が噛み合わなかった
- 誰にも理解してもらえない気がする
- もう一人で抱えるのが限界
モラハラを誰かに相談したいと思うのは自然なことです。ただ、相談する相手を間違えると余計に傷つきます。
私も何度か失敗しました(笑)。
信頼していた友人に相談してモヤモヤしたことや、専門家だと思って頼ったカウンセラーにむちゃくちゃガッカリしたこともあります。
私は過去にカウンセリングやコーチングの仕事をしていたので、「プロがそれ言う!?」という対応をされたときは、なおさら衝撃でした(笑)。今となっては笑い話ですが、当時は普通に凹みましたね。
でもその失敗があったからこそ、相談先によって得られるものは全然違うし、相性もあるとあらためて感じました。
この記事では、私の失敗談も交えながら、以下のポイントをまとめています。というかほぼ失敗談から派生した記事ですw
- 相談してはいけない人の特徴
- 相談したときに起こりやすい二次被害
- 自分に合った相談先の選び方
誰かに話を聞いてほしくて相談したのに、さらに傷ついて帰ってくる。そんな無駄な遠回りはしないに越したことはありません。
これから誰かに相談しようと思っている方は、ぜひ先にチェックしてみてください。
①相談してはいけない人の特徴
誰に相談するかはとても重要です。
相手を間違えると、モラハラ夫から受けた傷と同じくらい、あるいはそれ以上に傷つくことがあります。
実際、私も相談相手選びでは何度も失敗しました。
相談してはいけない人には、いくつか共通した特徴があります。
- 「なんで別れないの?」と簡単に言う人
- 「あなたにも原因があるんじゃない?」とすぐに話をまとめたがる人
- 「結婚なんて我慢するもの」と考えている人
- 夫と面識がある人(夫の味方になる可能性がある)
- 噂好きで口が軽い人
- 自分の価値観を正解だと思っている人
こういう人たちは悪気があるとは限りません。むしろ善意でアドバイスしていることも多いです。
ただ、モラハラの問題はそんなに単純ではありません。
だからこそ、相談する前に「この人は本当に安心して話せる相手か」を一度考えてみてください。
→さらに詳しく知りたい方はこちら(内部リンク:モラハラの相談窓口を探す前に知っておくべき「相談してはいけない人」の特徴)
毒親専門カウンセラーに相談して傷ついた話
あなたは、
「専門家を名乗っている人なら安心」
と思っていませんか?
私は思っていました(笑)
実際に私は、毒親専門を名乗るカウンセラーの電話相談を受けたことがあります。でも結論から言うと、人生でトップクラスに相談しなければよかった相手でした。
最初に違和感を覚えたのは、電話に出た瞬間です。なんというか、声が威圧的。
でも当時の私は、
「サバサバした人なのかな」
と思うことにしました。今思えば、その違和感を無視しなければよかったです(笑)
ところが相談が始まると、違和感はどんどん大きくなっていきました。
話を最後まで聞かない。自分の考えを押し付けてくる。
さっき私が話した内容もなぜか頭に入っておらず、また同じことを聞いてくる。
私は過去にカウンセリングやコーチングを学んできましたが、
「あ、この人まだ自分自身の問題を整理しきれていないまま、人の相談を受けているんだな」
と感じました。
印象に残っているのが、
「夫がすぐ怒るので話し合いができない」
と伝えたときです。
返ってきた言葉は、
「あなたの言い方が悪いから」
「アメリカ人だから日本人のケースとは違う」
でした。いや、まず話を最後まで聞いてくれ(笑)
ちなみに、モラハラ、精神的DV、愛着障害、アダルトチルドレン、カウンセリングや心理学の研究は、むしろアメリカのほうが日本より進んでいる分野も少なくありません。
だから私は、「アメリカ人だから日本人のケースとは違う」という断定するような説明には強い違和感がありました。
国籍の問題というより、まず目の前で何が起きているのかを理解しようとすることの方が大切だと思ったからです。
少なくとも私には、その姿勢が全く感じられませんでした。
あのときの私は、「専門家」という肩書きを信用しすぎていました。今なら、初回10分で電話を切ると思います(笑)
押しに弱い人や、自分を責めてしまう人がこんなカウンセラーに当たってしまうと正直すごく危険だと思いました。
→さらに詳しく知りたい方はこちら(内部リンク:自称・毒親専門カウンセラーに相談して傷ついた話|肩書きだけでは判断できない)
②相談して余計に傷つき孤独にならないために
ひとりで抱えるのが限界で、意を決して相談したのに。
理解してもらえないどころか、夫の味方をされたり、「なんで別れないの?」と詰められたり。
挙句の果てには「あなたにも原因があるんじゃない?」と言われて、「やっぱり私が悪いのかな……」と余計に病む。
これ、モラハラ相談あるあるです。
でもそれ、あなたが悪いんじゃなくて、単純に相談する相手を間違えただけです。
モラハラや精神的DVは、やられていない人からすると想像以上に理解しにくい世界。だから、相手がどれだけ善意で話を聞いてくれていても、悪気なく的外れなアドバイスで傷つけてくるんですよね。
私はそれで人間に相談するのをやめた時期もありました(笑)
ここからは、私の実体験(失敗談w)をシェアしますね。
セカンドレイプとは何か
これは、被害者が誰かに相談したときに、その相手の言葉や態度でさらに深く傷ついてしまうことです。 本来は性被害の文脈で使われる言葉ですが、モラハラ被害でも全く同じことが起こります。
例えば、こんな言葉。
- なんで別れないの?
- あなたにも問題があるんじゃない?
- 彼、そんなに悪い人には見えないけど
- 我慢も必要じゃない?
相談した相手に悪意があるとは限りません。むしろ善意で言っていることの方が多いと思います。
「いや、それあんたにとっては善意でも、こっちは傷ついてるのよ。」
モラハラ被害は経験した人でないと理解が難しい部分も多く、何気ない一言が被害者をさらに追い詰めてしまうことがあります。
→さらに詳しく知りたい方はこちら (内部リンク:モラハラを相談したら傷ついた|それはセカンドレイプかもしれない)
理解してもらえない孤独とどう付き合うか
誰にも理解してもらえない。 モラハラ被害の渦中では、そう感じることがあります。
私自身も苦しくて、知人に話を聞いてもらったことがありました。その相手は心理やカウンセリングを学んでいる人だったので、相談というよりは「今つらい」という愚痴を聞いてもらった感覚に近かったです。
今振り返ると、モラハラを経験したことがない人に、この状況を完全に理解してもらうのは簡単ではありません。相手が悪いわけではなく、単に経験や知識がないからです。
だから、誰かに話して否定されたり伝わらなかったりしても、「私の伝え方が悪いのかな」「私が間違ってるのかな」なんて、自分のせいにしなくて大丈夫です。
ただ単に、経験がないと理解するのが難しいテーマなだけです。
また、理解してくれる人を探すことよりも、自分の状況や考えを整理することの方が役立つ場合もあります。
→さらに詳しく知りたい方はこちら
(内部リンク:ChatGPTとの対話で頭の中を整理した話|言語化が行動につながるまで)
誰に話すかより誰に話さないか
モラハラ被害を受けていると、誰かに話を聞いてほしくなることがあります。
ただ、相談する相手は慎重に選んでください。相手を間違えると問題が解決しないどころか、新しいトラブルが増えてしまうからです。
実際、私は信頼していた友人に相談して深く傷ついた経験があります。当時は味方だと思っていましたが、相手の価値観では「夫がかわいそう。私に問題がある」という解釈になってしまったんです。
モラハラ経験がない人からすれば、「あなたには問題がないの?」「旦那にも言い分があるんじゃ?」となるのはよくあることです。
一方で、身内である家族も最初から理解してくれるとは限りません。
私の母も、最初は「お金を入れてくれるならいいじゃない」という反応でした。それでも、具体的な出来事や経緯を少しずつ話していくうちに、ようやく「それはおかしいね」と多少は理解を示してくれるようになりました。
この経験から学んだのは、理解してくれるかどうかは「相手との仲の良さ」だけでは決まらないということ。相手の知識、経験、価値観によって反応はガラッと変わります。
だからこそ私は、「誰に話すか」よりも「誰に話さないか」のほうがよっぽど大切だと思っています。モラハラの話は、それくらい繊細な問題だと私は考えています。
正しい相談先の選び方
では、どこに相談すればいいのでしょうか。
正直に言うと、私は「この人に相談すれば絶対大丈夫」という完璧な相談先は存在しないと思っています。
私も、友人への相談で傷ついたこともあれば、専門家を名乗る人に相談してガッカリしたこともあります。
一方で、話を聞いてもらったことで気持ちが楽になったことや、自分の考えを整理できたこともあります。
大切なのは、完璧な相談相手を探すことではありません。
今の自分に合った方法を見つけることです。
人に相談するのも、本を読むのも、AIを使うのも、どれが正解なんてことはありません。
ここでは、私自身の経験をもとに「相談して良かったこと」「失敗したこと」、そしてそこから学んだことをお話しします。
相談先選びで大切だと思うこと
正直に言うと、私は相談相手を何か細かい条件で選んでいたわけではありません。ただ、ひとつだけ、これだけは間違いないなと思うことがあります。
まず前提として、モラハラみたいな複雑な問題を、最初から完璧に理解できる人なんてほとんどいません(笑)
私自身、たくさんの失敗を経て、相手が友人だからとか、家族だから、専門家だからという肩書きだけで信用することはなくなりました。
身も蓋もないですが、こればっかりは実際に相談してみないと本当に分からないんですよね。
だから私は、最初から手の内を全部話すことはおすすめしません。
まずは少しだけ話してみて、相手の反応を見るんです。ちゃんと話を最後まで聞いてくれるかなとか、頭ごなしに否定してこないかなとか、自分の価値観を押し付けてこないかな、っていうのを見る。
それで「あ、この人は違うな」と思ったら、無理に話を続ける必要はありません。
相談先に完璧を求めすぎず、自分が安心して話せる相手をマイペースに見つけることの方が大切だと思います。
精神科・カウンセリングの選び方(目的別)
カウンセリングといっても種類はさまざまです。何を目的にするかによって選ぶべき支援は変わります。
- 自分の気持ちを整理したい → 傾聴型カウンセリング
- 思考パターンを変えたい → 認知行動療法(CBT)
- 自分の中にある答えを引き出したい → コーチング
- トラウマを扱いたい → EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)、ソマティック・エクスペリエンシング
- 診断書が欲しい、うつ症状や身体症状が出ている → 精神科・心療内科
EMDRとソマティック・エクスペリエンシングは、トラウマ治療の分野で広く知られているアプローチです。日本でも受けられる場所は増えていますが、対応できる専門家はまだ多くありません。
また、精神科や心療内科は診断や治療だけでなく、診断書の取得を目的に受診しても問題ありません。私も実際にその目的で受診しました。
ただし、資格や肩書きだけで相手を判断しないことも大切です。
専門知識があることと、自分に合う支援者であることは別の話だからです。
話をきちんと聞いてくれるか。
質問しやすい雰囲気があるか。
一方的な決めつけがないか。
そういった点も含めて、自分に合うかどうかを見ていくことをおすすめします。
資格があるから安心とは限らない
モラハラ被害で心身に不調が出ている場合、精神科や心療内科を受診することがあります。
私は実際に診断書を取得するために精神科を受診しました。
診断書を取っておく理由については、こちらの記事で詳しく書いています。
→(内部リンク:モラハラ被害の診断書を取っておくべき理由【離婚時に有利な証拠になるから】)
そこで改めて感じたのが、「資格があるから安心」とは限らないということです。
私が行った精神科では、最初に院内の公認心理師によるカウンセリングがあり、その後に医師の診察を受ける流れでした。
その公認心理師との面談で驚いたことがありました。
私は当時モラハラや心理学についてかなり調べており、その中で知ったのが、ガスライティングやダブルバインドといった概念です。
ところが面談をしていて、これらの概念について共通認識があるようには感じられませんでした。
PTSDや適応障害、不安障害、自律神経失調症などを専門領域として掲げている相談機関だったこともあり、私は正直少し拍子抜けしました。
もちろん、これは私が経験した一例に過ぎません。
そして精神科を利用したのも後にも先にもこの一回だけです(笑)
実は私は受診前に、モラハラ被害の経緯や出来事を時系列でまとめた資料を作っていました。
A4で3〜4枚ほどの内容で、どんなことがあったのか、どんな影響が出ているのかを整理したものです。
その状態で面談を受けたのですが、正直な感想を言うと、
「この資料だけ渡せば十分だったかもしれない」
と思いました(笑)
というのも、私が事前に調べていた内容以上の話や質問はほとんどなかったからです。
もちろん、これは私が受けた一人の公認心理師との面談の話であり、すべての専門家に当てはまるわけではありません。
私がこの経験から感じたのは、資格があることと、自分が求めている知識や理解を持っていることは必ずしも同じではないということです。
どこに相談に行くにしても、モラハラについて最低限の知識を身につけておくことをおすすめします。
知識があると自分の状況を整理して伝えやすくなりますし、相談相手の話を聞きながら「この人は自分に合いそうか」「別の相談先を探したほうが良さそうか」を判断しやすくなるからです。
相談先選びで大切なのは、資格や肩書きだけを見ることではありません。
その人が自分の話を理解しようとしてくれるか、自分に合ったサポートをしてくれそうかを見ることも大切だと思います。
実際、私は国家資格を持つ公認心理師との面談で違和感を覚えたこともあれば、反対に「専門」を名乗っていても相談して後悔した経験があります。
どちらの経験からも学んだのは、資格や肩書きだけでは相談相手の質は判断できないということでした。
→さらに詳しく知りたい方はこちら
(内部リンク:公認心理師との面談で感じた違和感|資格と知識は別だと思った話)
→さらに詳しく知りたい方はこちら
(内部リンク:自称・毒親専門カウンセラーに相談して傷ついた話|専門家を名乗っているなら安心とは限らない)
まとめ
モラハラの話はとてもセンシティブな問題です。誰もがあなたの痛みを理解してくれるわけではありません。
だからこそ、誰に相談するかはとても重要です。
でも、そんなこと最初からわかっていたら苦労しませんよね(笑)
最初から相性の合う相談相手や専門家に出会えたら幸運ですが、現実はそうではないことの方が多いと思います。
だからといって絶望しないでください。
試してみて違うと思ったら、また次を探せばいいんです。
私自身、相談して傷ついたこともありましたし、期待していたような答えが得られなかったこともありました。
それでも振り返って思うのは、
一番の味方は自分自身だということです。
知識をつける。
状況を整理する。
実践してみる。
その積み重ねによって、少しずつ自分で判断できることが増えていきます。
すると、誰かに答えを求め続けなくても大丈夫になっていきます。
もちろん、その過程で自分に合う相談相手や専門家に出会えることもあるでしょう。
でも、最終的にあなたの人生を守れるのはあなた自身です。
そのことだけは忘れないでください。
そして、もし不眠や動悸、うつ症状、自律神経の不調など身体や心に症状が出ている場合は、一人で我慢せず早めに精神科や心療内科を受診してくださいね。
まとめ
ここまで読んでくださってありがとうございます。 これを書いている私は、今でも夫と同居していますし、まだ離婚もしていません。
なのでこの記事は、「こうすれば100%解決します」というノウハウではなく、私が手探りでやってきたことのリアルなまとめです。
境界線を引くのも、自分を知るのも、最初からうまくできたわけじゃないし、今でも普通に失敗します(笑)。
でも、夫や環境はミリも変わっていないのに、自分の考え方や行動が少しずつ変わっただけで、昔よりは確実に楽になりました。
このブログでは似たような話を何度もしていますが、それだけこれが一番効果あったし、本当に大事なことだったんだなと実感しています。
結局、自分を変えるのって派手な裏ワザなんてなくて、地味で泥臭いことを何度も繰り返していくしかないんだと思います。
次は、こうした経験の中で私が感じた「綺麗事と現実の違和感」について書いていきます。
世の中、正論はたくさんあるんですけど、
「いや、現実そんな簡単じゃないだろw」
と思うことも結構ありました。
そんな話をまとめています。
ただ、おもいっっつっつきり主観と客観が入った私の独り言みたいな話です。
合わない人には合わないと思いますので、「そんな考えもあるんだな〜」くらいに流しておいてください。価値観が合わないなと思った方は、このままそっとページを閉じて戻るボタンを押してもらえると助かります。