私もモラハラ夫も毒親育ち。
でも、同じ毒親育ちなのに、夫は自分がされて嫌だったことを、3年半以上経った今も私に繰り返しています。
私自身、親との関係で長く苦しんできたので、当時は夫もきっと苦しんでいるんだろうと思っていました。
自分にひどいことをしている夫の苦しみまで考えていたなんて、今思えばずいぶんお人好しだったなと思います。笑
そんな当時の私が、夫への対処法について自称「毒親専門カウンセラー」に相談したときの話です。
毒親専門カウンセラーに相談したきっかけ
毒親専門カウンセラーに相談したきっかけ
私はほぼ自力で毒親による苦しみから抜け出していましたが、これを書いている現在も、夫はまだその影響から抜け出せていません。
当時の私は、夫が親との関係で抱えてきた感情を私に向けている、いわゆる「転移」が起きていると確信していました。
「転移」とは、過去に親などとの間で経験した感情や関係を、今の別の相手にも重ねてしまうことです。
ただ、夫にはほかにもいろいろ問題があるので、モラハラの原因が転移だけだとは考えていませんでした。
そんな夫にどう対応すればいいのか、自分でもいろいろ調べたり考えたりしてきました。
このカウンセラーを見つけたのはInstagramでした。
すぐに相談したわけではなく、おそらく半年以上は何となく投稿を見ていたと思います。
投稿内容は、私がこれまでに調べたり学んだりしてきたこととほとんど同じだったので、相談しても大きく的外れなことは言われないだろうと思っていました。
それに、毒親を専門にしている人なら、私が思いつかなかった視点からアドバイスをもらえるかもしれない。
そう期待して、電話相談を申し込みました。
料金は1時間6,000円ちょっとでした。
電話で相談してみた
電話に出た瞬間から違和感
電話がつながってすぐ、相手の声がなんだか威圧的だと感じました。
これは…大丈夫なのかな…w
ただ、声の印象だけで判断するのもどうかと思い、
「サバサバした人なのかも」
と考えることにしました。
でも、実際に相談が始まると、その違和感はどんどん大きくなっていきました。
最初の違和感を無視しなければよかった…と後から後悔しました。笑
話を最後まで聞いてもらえないw
相談が始まると、こちらが話している途中で言葉をかぶせてきたり、最後まで聞かずに自分の考えを押し付けてきたりしました。
そのうえ、さっき説明したことをまた聞いてくることも何度もありました。
いや、さっきの話聞いてた?w
もちろん、確認のために聞き直すことはあると思います。
でも、こちらの話を途中で遮ってばかりいる人だったので、余計にそう思いました。
それだけじゃなく、私が話した内容を、まるで自分が最初から知っていたことのように説明してくることも何度もありました。
いやいや、それ今私が説明したことじゃん……。
私は過去にカウンセリングやコーチングを学んできたこともあり、
「この人、人の相談を受ける立場としてどうなの?」
と思ってしまいました。
私も毒親についてある程度の知識はありましたが、聞きたかったのは、”夫のような毒親育ち”にはどう対応すればいいのかということです。
それなのに、相談しているはずが、なぜか私と張り合っているようにさえ感じました。
相談中に言われて驚いたこと
「あなたの言い方が悪い」と決めつけられた
特に驚いたのは、夫がすぐに怒鳴り始め、人格否定までしてくるので話し合いができない、と相談したときのことです。
もう1年以上前のことなので細かい会話はうろ覚えですが、たしかこんな話をしたと思います。
私も夫も毒親育ちで、私自身も長い間苦しんできたこと。その苦しさから抜け出すために、自分でいろいろ調べたり、試したりしてきたこと。
その結果、自分では7割くらいは変われたと感じていました。
そんな話をしてる途中で、突然カウンセラーから、
「あなたは自分が変われたからって、それを相手にも押し付けていない?」
と言われました。
さらに、
「毒親育ちにそんな変われなんて、かわいそう」
とも言われました。
そのうえ、私が普段夫にどんな言い方をしているのかも聞かずに、
「あなたの言い方が悪い」
とまで言われたんです。
……は?
なんでそうなる?
ていうか、夫が怒鳴ったり人格否定したりすることは気にならないの?
この人の中では、私の言い方が悪ければ、夫に怒鳴られたり人格否定されたりしても仕方ないってことになってるわけ?
妻に精神的DVを繰り返してるなら、変わらないといけないのは夫の方でしょうよ。
それに、私が夫へどう接しているかとか、どういう言い方をしているのかもまだこのカウンセラーには伝えていませんでした。
あ~何か思い出して腹立ってきたw
国籍によってカウンセリングの対応が変わる?w
相談中には、夫から暴言を吐かれていることに加えて、私と夫がそれぞれどんな家庭環境で育ったのかについても話していました。
同じ毒親育ちでも、私の場合はネグレクト、夫の場合は親の過干渉と、受けてきたことは違います。
細かい会話の流れは覚えていませんが、たしかそんな話をしていたときだったと思います。
カウンセラーが、
「アメリカ人だから日本人のケースとは違う」
と言ってきました。
は?アメリカ人だから違うってなにw
もちろん、国によって文化や生活習慣が違うことは分かります。親子関係や家族に対する考え方にも、文化的な違いはあるでしょう。
ちなみに、「毒親」という言葉が日本で知られるようになった背景には、アメリカで1989年に出版された『Toxic Parents』という本があります。
日本では1999年に『毒になる親』というタイトルで翻訳・出版されています。
アダルトチルドレンについても、アメリカでは1983年に『Adult Children of Alcoholics』という本が出版されていますし、精神的DVについても以前から研究や調査が行われています。
アメリカでも毒親や精神的DVについて研究・調査が行われているわけです。
何がどう違って、夫にどう対応すればいいのかまで説明も無し。
もし分からないなら、素直にそう言えばよかったのに。笑
正直、私にはただ話をそらしているようにしか聞こえませんでした。
毒親専門を名乗っているけど、この人いったいどこで何を勉強してきたんだろう?
とすら思いました。
参考資料
- スーザン・フォワード『Toxic Parents』(1989年)/日本語版『毒になる親』(毎日新聞社、1999年)。原著の書誌情報(CiNii)・日本語版の書誌情報(国立国会図書館)
- Janet G. Woititz『Adult Children of Alcoholics』(1983年)。アメリカでアルコール依存症の親を持つ成人した子どもの問題を扱った書籍。書誌情報(WorldCat・英語)
- 米国疾病予防管理センター(CDC)『2023/2024年 全米親密なパートナー間の暴力調査』(2026年公表)。侮辱、脅迫、行動の監視などを含む精神的DVの調査報告。調査報告書(PDF・英語)
「専門家」という肩書きを信用しすぎた
今回の相談で失敗したのは、「毒親専門カウンセラー」という肩書きと、Instagramで発信している内容を信用しすぎてしまったことです。
でも、SNSでどんなに立派なことを書いていても、実際に相談者にどう接するかは別の話ということを知れてよかったです。
もちろん、資格や経験があっても変な人はいるでしょうけどw
ただ、少なくともお金を取って人の相談に乗るなら、相手の話をきちんと聞くくらいはしてほしいものです。
そもそも、私がこの人に相談したのは、夫のモラハラで精神的にかなり参っていた時期でした。
そんなときに専門家から「あなたの言い方が悪い」と決めつけられたら、自分を責めやすい人は、ますます自分が悪いと思ってしまうかもしれません。
相談者の話もろくに聞かずに責めるなんて、何のためのカウンセリングなんだろうと思います。
今なら最初の10分で電話を切ると思います。笑
お金を払ってまで、こんな人に責められる必要はありませんからね。